au ショップ店頭の告知(7月3日10時頃)

総務省は7月3日、金子恭之総務大臣が臨時記者会見を開き、KDDI・沖縄セルラー電話の携帯電話サービスの通信障害に関して早期の完全復旧と、利用者に対する情報の周知を要請した。KDDIは7月3日に緊急会見を開き、高橋誠社長が謝罪した。通信障害はデータ通信に関しては7月4日9時までにおおむね回復、音声通話は引き続き利用しづらい状況が継続しているため、固定電話、公衆電話などの利用を呼びかけている。

KDDI・沖縄セルラー電話の携帯電話サービスの通信障害は、7月2日1時35分頃に発生したが、総務省には同日午前3時4分に初めて報告されたという。通信障害は全国のau携帯電話、UQ mobile携帯電話、povo、au回線利用事業者の通信、ホームプラス電話、ホーム電話、auフェムトセル、SMS送受信に影響があり、Androidスマートフォンでは通話に加え、データ通信も利用できなくなったほか、au・UQ mobile・povo・au回線のMVNOの契約者は、SMS不達で、ログインにSMS認証を利用しているサイト・アプリが利用できなくなった。

通信障害の原因は、7月2日未明の設備障害により、VoLTE交換機でトラヒックの輻輳(ふくそう)が生じたため。輻輳を軽減するため流量制御などの対処を講じているものの、音声通話・データ通信が利用しづらい状況が継続している。7月2日3時頃から、au・UQ mobile・povoの各SNSの公式アカウントでは、お詫びとともに最新状況を発信している。

総務省が6月17日に発表した「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」によると、KDDIグループ(MVNO含む)の移動系通信の契約数における事業者別シェアは30.5%。約3割が影響を受けた計算だ。今回の通信障害は情報格差による混乱もみられ、リスク対策として、インターネット(通信)とテレビ(放送)、固定回線とモバイル回線、異なる通信事業者のモバイル回線2回線など、情報入手手段を複数確保しておく必要性が浮き彫りになった。(BCN・嵯峨野 芙美)

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