「夫と子どもが中心の家で、ずっと苦しい生活を送っていました。

子どもが大学に行くタイミングで離婚しようと決めてからは、とにかく貯金に励みましたね。

幸い正社員で働いていたので、夫に黙って作った口座に自分が使えるお金やボーナスを入れていました。

夫も把握している口座のお金は、離婚するときの財産分与で半分は持っていかれるとわかっていましたが、怪しまれないよう、そちらにもいくらか入金し続けました。

離婚自体はかなり揉めたけど、財産分与にこだわらなかったせいか、夫が同意してからはさくさく進んで良かったです。

今はひとり暮らしで、家賃や光熱費などいろいろとかかるけど、貯金のおかげで何とか生活できています。

生活費にどれくらいかかるかを離婚前に計算して、本当に大丈夫かどうかを考えるべきだと思います。

財産分与も自分で把握しておかないと、いざ離婚するときに揉めて情報を隠されたら大変だし、離婚を言い出してからでは遅いです。

ひとり暮らしをするなら本当にお金がかかるので、生活費の確保は一番重要だと思いますね」(女性/53歳/総務)

離婚すると、自分だけの収入で生きていく必要があります。

ひとり暮らしをするなら、家賃や光熱費だけでなく病気になったときの通院代や仕事を休むことで減るお給料まで、生活について広い視野で想像するのが肝心です。

離婚前の貯金や財産分与で手にするものなども、離婚後の生活の支えになります。

離婚後に苦しい思いをしないためにも、まずはお金の確保をしっかりと考えたいですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line