【熟年離婚】後悔した？しない？ 経験者たちに聞いた #1「『離婚して』と言ったら…」

離婚届は捨てられたので、荷物をまとめて家を出ました。

状況を聞いた子どもたちはあれこれと心配して、夫のいる自宅ではなく、こちらに来てくれるのがうれしかったですね……。

実家に戻ってからは夫のいない生活が本当に楽しくて、夫から着信があり『いい加減にしろ』と言われたときは『二度と戻らないから』とはっきり言いました。

それから半年くらい、長男が夫を説得してくれたようで、あるとき夫の記入済みの離婚届を持ってきてくれました。

財産分与などはいっさいなかったけど、とにかく一刻も早く離婚したかったのですぐに提出、今も後悔していません。

子どもたちが味方をしてくれることが、本当にありがたいですね」（女性／50歳／小売業）

傍若無人に振る舞う夫に愛想を尽かした子どもたちが寄り添ってくれるのは、心強いことだと思います。

熟年離婚は家族が反対するケースが多いですが、身近でつらい状態を見てきたからこそ、母親の幸せを願う子どももいます。

夫とは離婚して他人になっても子どもとの縁はずっと続くので、これからは親子の絆をしっかり深める付き合いをしていきたいですね。