「肌の乾燥はかなりのもの!なのに皮脂は変わらずどんどん出てきて、冬なのにメイクは皮脂で崩れてドロドロ!なんで?」

という疑問は、ヘアメイクアーティストchihoさんによると、冬の間はよくある質問とのこと。

今回は、毎年策を練っているのに“乾燥するのに皮脂でベタベタ”がとまらない女性必見!

ヘアメイクアーティストchihoさんが、このような冬の困った肌対策について教えていただきます。

ずばり「乾燥するから皮脂が出る」

「率直に言うと、乾燥するから皮脂が出てしまうんです」とchihoさん。

「肌の乾燥と過剰な皮脂分泌の原因は、そもそも同じ“肌の水分不足”なんです。

肌が乾燥するということは、肌内部の水分が蒸発して不足している状態。

そこで、肌を乾燥や外的問題によるさらなるダメージから守るため、水分蒸発を防ぐために身体が皮脂を分泌して、カバーしようとするのです。

なぜなら、人間の身体からはキレイな水分が出ないため、水分の代わりに身体から出る油分でカバーするしかないと判断するから。

これはつまり、体内からでる汗や涙、尿など主な水分はすべて塩分を含んでいるため、肌の水分補給としては使えないからなんですよね。

例えば、傷口がある状態で海に入ったら痛くて赤くなっちゃうでしょう?」(chihoさん)

乾燥→皮脂分泌はエンドレス…

「というわけで、乾燥するのに皮脂でベタベタになるのは、これらの繰り返しによるもの。

乾燥する→皮脂分泌される→皮脂をとる→皮脂分泌される→皮脂をとる→皮脂分泌される…とエンドレス。

こうして皮脂をとればとるほど、身体は肌を守るために皮脂分泌指令が出ます。

そこで対策としては、肌の内側から水分不足を解消すること。

皮脂分泌指令が出なくなるため、肌乾燥も過剰な皮脂分泌も解消されるんですよ」(chihoさん)