悪役なのに評価を高めたゴーダッツとは(画像はイメージ)

【いま注目のトレンドワード・154】ネット上がどのような話題で盛り上がっているのか、一目でわかるTwitterのトレンドワード。テレビで放送中のタイトルやキャラ名を目にする機会がたびたびあり、8月14日に話題を呼んだ「ゴーダッツ様」も当てはまる。なぜトレンド入りを果たしたのか、その経緯についてじっくり追っていこう。

ゴーダッツの部下になりたい!

事の発端となったのは、2022年2月から放送中のテレビアニメ「デリシャスパーティ・プリキュア」(・はハートマーク)。作中には“おりょうりの妖精・レシピッピ”を狙うブンドル団が登場しており、部下のセクレトルーやナルシストルーに指示を出すのが団長・ゴーダッツだ。

プリキュアと対峙する怪盗団のボスというポジションながら、ゴーダッツは謎に包まれた部分が多い。姿を現わしても画面にはネコに似た目元しか映らず、声もエフェクトがかかっている状態。正体不明だからこそ、視聴者の目を一層引き寄せているのかもしれない。

一方でゴーダッツは出番が少なく、8月14日放送の第23話ではナルシストルーが「どうせ我々のことなど忘れてるんだろう」と愚痴をこぼす一幕が。するとゴーダッツが現れ、「お前たちのことはずっと気にかけている」「これからもレシピッピ集めにいそしみレシピボンを満たすのだ。頼んだぞ」と部下にエールを送った。

やはり全貌は明かしていないものの、ゴーダッツの思いがけない言葉に視聴者が反応。「ゴーダッツ様めっちゃ理想の上司やん」「面と向かって言われたら号泣する自信がある」などのコメントが相次いだ。

ちなみに主人公そっちのけで悪役が注目された例では、部下との対面シーンが「圧迫面接」「パワハラ会議」と評された「鬼滅の刃」の鬼舞辻無惨が有名。ゴーダッツもしくは無惨から「部下になれ」と言われたら、どちらにつくべきか答えは明白だろう。(フリーライター・井原亘)

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている