レスリー・マッケンジーHC

南アの次はアイルランドだ。10月8日(土)に開幕が迫った『ラグビーワールドカップ(RWC)2021』ニュージーランド大会へ向けてメンバー選考を進めるサクラフィフティーン(女子日本代表)。5月の豪州遠征ではオーストラリア代表に初勝利、7月の南アフリカ戦もメンバーを試しながら1勝1敗と着実に強化を進めている女子代表がアイルランドとの2連戦に臨む。試合前日の8月19日、レスリー・マッケンジーHCがオンライン会見に出席し、今回もセレクションに重きを置くと語った。

「南アフリカ戦と同様、オープンにいろんな選手を試したいと思っている。アイルランド戦ではブレイクダウンの役割やコンタクトの正確性を上げていくことが鍵。相手はゲームマネージメントや接点で高い質を見せてくる。レベルの高い試合ができると思っている」

先発に戻って来たFL細川恭子、SH津久井萌について問われるとこのように評価した。
「津久井の練習中にコネクションする力、リーダーシップを評価している。『RWC』に向け大事な選手だと認識している。若いが、経験がある。9番のユニフォームを着られない時期のトレーニングの成果を見せてくれることを期待している。
細川は不運なケガがあったので、まず彼女の頭と体を前の状態に戻すことに取り組んでいる。彼女のトレードマークはアグレッシブなプレー。ピッチでは忙しく動き回る姿を見せてほしい」

コアメンバーでコンビネーションを深めることよりも、さまざまな組み合わせを試すことを優先すると言う。
「スコッドを準備するにあたり、1週間単位ではなく、『RWC』に向けて準備している。どういう組み合わせで、どういうプレーができるかを見ている。また来週には佐藤優奈や加藤幸子らケガ人も戻って来るかと思う。より多くの選手により多くのチャンスを与えることを最優先している」

試合登録メンバーは以下の通り。
1南早紀(横河武蔵野)、2永田虹歩(国際武道大)、3左高裕佳(弘前咲良オーバルズ)、4玉井希絵(三重パールズ)、5高野眞希(横河武蔵野)、6鈴木実沙紀(東京山九フェニックス)、7細川恭子(三重パールズ)、8永井彩乃(横浜TKM)、9津久井萌(横河武蔵野)、10大塚朱紗(RKUグレース)、11今釘小町(アルカス熊谷)、12中山潮音(横河武蔵野)、13松田凜日(日本体育大)、14黒木理帆(アルカス熊谷)、15庵奥里愛(三重パールズ)、16小牧日菜多(日本体育大)、17谷口琴美(三重パールズ)、18ラベマイまこと(横河武蔵野)、19川村雅未(RKUグレース)、20斉藤聖奈(三重パールズ)、21阿部恵(アルカス熊谷)、22山本実(三重パールズ)、23向來桜子(日本体育大)

『太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022』日本代表×アイルランド代表は8月20日(土)・エコパスタジアム、8月27日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。