既婚女性でも、恋に落ちてしまうことはあります。

既婚女性の恋のお相手として、バツイチや独身の男性は、「相手の妻や子どもにバレる」「訴えられる」「相手の家庭を壊してしまう」などのリスクはありませんが、いずれ悲しい結末を迎える関係であることは知っておかなければいけません。

既婚女性の実話2例を元に、独身男性との恋に落ちた際に心得ておきたいことについてお伝えします。

既婚女性が独身男性と恋に落ちたら…

1.再会した元同僚との短い恋

兵庫県在中の既婚女性・マナミさん(仮名・現在38歳)。

マナミさんは29歳のときに、10歳年上の会社経営者の夫と結婚し、その2年後に息子が生まれました。

経済力があり優しい夫と、かわいい息子。何不自由ない生活を送っているように周りには見られていましたが、人には言えない悩みがありました。

マナミさんは義両親から「2人目は?」と会うたびに急かされ、焦っていました。しかし、夫は妊活に非協力的。詰め寄ると、夫婦生活を拒まれるようになりました。

そんな中、前の職場での飲み会が開催され、3年ぶりに仲の良かった元同僚の男性と再会。

「実は一年前に離婚したんだ」と言う彼。寂しそうな彼の表情を見つめるうちに、今まで彼を男性として意識していなかったマナミさんの感情に変化が芽生えました。

その日をきっかけにLINEのやり取りを頻繁にするようになったマナミさんと彼。

そして、2人で飲みに行った夜、ついに一線を越えてしまいます。

そこから2~3週間に一回ほど会って食事をし、体を重ねる関係になりました。

「家庭で辛いことがあっても、彼と会えると思うと耐えられた。夫とのセックスレスで失われつつあった女としての自信も取り戻せて、とても幸せでした」と言うマナミさん。

終わりは、半年ほどで訪れました。

それまでは1日に一回はLINEか電話でやり取りをしていたのに、彼の方から全然連絡が来なくなったのです。

最初は「きっと仕事が忙しいんだろう」と思っていましたが、マナミさんがLINEを送っても2~3日ほど放置されるようになり、「さすがにこれはおかしい」と思うようになりました。

思い切って彼に「最近連絡くれないけど、何かあった?私のこと嫌になっちゃったのかな」とLINEしたところ、1日経ってから「実は好きな人ができました」と返信が…。

そう告げられた時は、溢れてくる涙を止めることができなかったと言うマナミさん。

「彼のことは大好きだけれど、息子のことや生活のことを考えたら私はすぐに夫と離婚できない。付き合うなら独身女性の方が彼にとって良いのは当たり前ですよね…」

…頭では分かっていたつもりでも、心に受けたダメージは、相当深いものだったと言います。