10月19日、東芝ブレイブルーパス東京の第3回定例記者会見が行われた。会見では11月のプレシーズンマッチ3試合を新グラウンドお披露目イベントとして有料で開催すること、小中学生向けに新たなルールでラグビーを楽しむ『ルーパスカップ』を実施すること、未就学児・小学生の各種スポーツ教室を運営するBSCバディースポーツクラブや日本テレビが運営するアスリート派遣マッチングサービス「ドリームコーチング」と連携し、新たなアカデミープロジェクトをスタートさせることなどが発表された。
東芝府中グラウンドの芝は張り替え、1000席の観客席を新設。チーム主管の有料でのブレシーズンマッチはリーグワンでは初となるが、星野明宏プロデューサーは「選手と記念撮影ができる特典や(トッド・)ブラックアダーHCの円陣の言葉を間近で聞くことができる特典なども企画している。いろんなサービスを付けることで、プレシーズンマッチに付加価値を付けたい」と語った。このチームの決定をSH小川高廣とFL/No8德永祥尭の共同主将は歓迎した。
徳永「まず初めにラグビーの価値を高めないといけない。『リーグワン』より練習試合の方が触れ合える時間も長いし、距離が近いので、有料にしていいと思う。僕ら選手、試合に出ない選手にとっても、お金を払って見に来てくれたファンに対して、楽しませないといけないというプロ意識を持ついいきっかけになる」
小川「自分自身、コロナになってからファンとの交流が全然なくなり寂しいと思っていたので、練習試合に来てもらって、自分たちのグラウンドで触れ合えることを楽しみにしている。ファンも求めていると思うので、積極的に交流していきたい」
徳永は現在のチーム状況、小川は今季の目標を口にした。
徳永「プレシーズンマッチ2試合を終えて毎週毎週良くなっている。レビューのクオリティが上がっていると感じている。プレシーズンを2~3か月やってきたが、去年以上にハードなトレーニングで非常にきつかった。コンタクトレベルできついトレーニングを積んできたので、今週末のゲームが楽しみ」
小川「今季の目標は優勝だが、昨季プレーオフへ行くことができて、毎年そのレベルへ行けるようやっていかないといけないと思っている。リーグワンで一番激しく、一番面白いと思ってもらえるラグビーをファンに見せられればと思う」
BL東京は東芝府中グラウンドでのプレシーズンマッチで11月12日(土)・日野レッドドルフィンズ、19日(土)・グリーンロケッツ東葛、26日(土)・東京サンゴリアスと対戦。チケットなど詳細は正式発表を待ちたい。