「ファーストペンギン」(C)日本テレビ

 奈緒が主演するドラマ「ファーストペンギン」(日本テレビ系)の第3話が、19日に放送された。本作は、縁もゆかりもない漁業の世界に飛び込んだ若きシングルマザーの岩崎和佳(奈緒)と、彼女と共に改革の荒波にこぎだした漁師たちの奇跡の実話をモデルに描いたリアルサクセスストーリー。 

 和佳は、直販ビジネスの「お魚ボックス」の注文を増やすため、東京に出張していた。夜は息子の進(石塚陸翔)を、ママ友の山藤そよ(志田未来)に預けて活動するという多忙な日々を送っていた。

 そんな中、和佳は、進の誕生日に、漁師の片岡洋(堤真一)に進を預けて東京に向かう。進は船団の事務所で和佳の帰りを待っていたが、約束の時間を過ぎても和佳は帰って来なかった。

 翌朝になっても和佳と連絡がつかないことで、漁師たちは「男と一緒なのでは?」とうわさし始める。さらに和佳が、船団の口座から、大金を引き出して使い込んでいるのではと疑う。

 帰ってきた和佳は、引き出した金は営業の経費だと説明するが、片岡たちは一向に聞く耳を持たず、「子どもを置いて男と朝帰りをするような女だ」と決めつける。

 怒りを募らせた和佳は出て行くが、東京の和食店の店主(六平直政)から電話が入り、片岡は、和佳が店で倒れて病院に運ばれたことを知らされる。

 放送終了後、SNS上には、「日本の社会問題を分かりやすく面白くドラマ化している」「奈緒さんの演技が素晴らしい」「こんなドラマ作ったらアカンがな。今回大泣きだよ」などのコメントが集まった。

 また、物語の終盤には、誤解に気付いた漁師たちが、謝罪するために和佳の自転車を追い掛けると、進が和佳を止めて絵本を見せるというシーンが放送された。

 このシーンについて、「ペンギンたちが一斉に飛び降りる絵本のカットで泣いた」「ペンギンの群れのようにドタドタ走る漁師たちに泣き笑いした」「漁師のみんなが奈緒ちゃんを追い掛けてくるところで泣けた」などのコメントが寄せられた。