娘も完全に愛想を尽かしており、『浮気したのだからお母さんに慰謝料を払うべき』と夫に言い、貯金の八割を私に渡すことを決めて、ローンが終わっている家は夫に譲りました。
私の収入からも払っていたローンだったけど、こんな人間が住んでいた家には未練も何もありません。
20年も一緒に暮らせば完全に情を捨てきることはできないけれど、それでも、家族を傷つけて謝罪もしない夫と今後も人生を共にするなんて、無理です。
むしろこんな姿にかえって冷静になれて、私は被害者の立場なのだと考えることができました。
怒りもあるけれど、そればかりになって肝心の慰謝料や財産分与に集中できないと、後で損をしたとわかって悔しい思いをすることになるので、自分のためにも不誠実な相手への期待は捨ててしまうのがいいと思います」(47歳/サービス業)
家族の存在をどう思っているのか、妻と子の気持ちを平気でないがしろにできるこんな夫には、まともな対応など求めようがありません。
情があってもそれに負ければつらい思いをするのは自分であり、期待は捨てるのが正解。
状況を冷静に見ること、相手の態度に振り回されない強さが、離婚後の自分も支えてくれるといえます。
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