
セレッソ大阪が昨年『JリーグYBCルヴァンカップ』準優勝に終わった悔しさを晴らすのか、サンフレッチェ広島が先週『天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会』準優勝に甘んじた無念を晴らすのか。10月21日『ルヴァンカップ』決勝前日会見が実施された。両軍の監督、主将は明日に迫った決戦へ向けて、このように意気込みを語った。
C大阪・小菊昭雄監督「昨年決勝という素晴らしい舞台で準優勝に終わり、その瞬間から来年は必ず忘れ物を取り返すに来るという強い気持ちで選手とともに戦ってきた。決勝の相手が今年3度戦い1度も勝っていない広島だというのもうれしい。必ず勝って優勝カップを持ち帰りたい」
清武弘嗣「昨季この決勝で負けている。下から見る景色は2度と見たくない景色。今度は頂点に立ちたい。未来あるセレッソにとってタイトルは大事。こんな強い相手と決勝でやられるのは幸せ。真正面からぶつかり必ず勝ちたい」
広島・ミヒャエル・スキッベ監督「ここまで数々の戦いを経て決勝までやってきた両チームの試合であり、リーグ戦で上位を争っているセレッソとの試合なのだから、必ず面白いゲームになると思う。先週タイトルのかかった試合で負け、切り替えるまで2~3日かかってしまった。その後はいい準備ができ、いい雰囲気で決勝を迎えられた」
佐々木翔「明日のゲームは難しいゲームになると思う。どちらのチームが自分たちの良さを出せるかというのが大事。先週大きなタイトルを取れず、今週またチャンスがあるのは素晴らしいこと。でも勝たないといけない。いい試合をして勝って帰りたい」
相手チームの印象を問われた4人はこう答えた。
小菊監督「本当に強いチーム。攻守に全員がハードワークし、多彩な攻撃を持つ素晴らしいチームで個のクオリティも高い。明日も厳しいゲームになると思うが、成長した姿を見せ、何よりも結果にこだわりたい」
清武「今年やっていて一番嫌なチーム。強いのひと言に尽きる。負けたことによってセレッソは成長することができた。明日は結果にこだわっていきたい」
スキッベ監督「これまで3回戦ったが、どの試合も負けていてもおかしくない試合ばかりだった。明日のゲームは決勝であり、拮抗したゲームになると思う」
佐々木「個の力も戦術も素晴らしく、脅威に感じることが多かった。強いチームなのは何度も対戦してわかっている。明日は結果にこだわって戦いたい」
果たして第30代王者に名を連ねるはC大阪か、広島か。『ルヴァンカップ』決勝・C大阪×広島は10月22日(土)・国立競技場にてキックオフ。チケットはJリーグチケットにて発売中。試合の模様はフジテレビ系列にて生中継。