NHKで放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の兄・岩倉悠人を演じる横山裕からコメントが届いた。
本作は、主人公・岩倉舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人々との絆を育みながら、空への憧れに向かってまい進する物語。
横山演じる悠人は、舞の3歳上の兄。子どもの頃から、油の匂いと機械音がうるさい工場の町を嫌う。勉強が得意でプライドが高く、早く工場町から抜け出して大金を稼ぎたいという野心を持つ。
“朝ドラ”初出演となった横山は「ありがたいです。まさか自分が出るとは思っていませんでしたし、実感が湧きませんでしたが、親戚のおじいちゃんおばあちゃんも喜んでくれてうれしかったです。関ジャニ∞のメンバーからも、『すごいな、おめでとう』と言ってもらいました」と明かした。
朝ドラについては、「勝手に、ご縁のないもんやと思っていたんで、率直にうれしかったです。実は僕、『カムカムエヴリバディ』にダダハマりしてしまって。いや、素晴らしかったです。それでプレッシャーを感じて、この現場に行くのがちょっと怖くなりましたもん。事務所の後輩ですけど、松村北斗くんに会うのも『稔さん』っていう感じで、ちょっと緊張しそうな気がするぐらいです」と語った。
撮影に際しては、「41歳の僕が、悠人を21歳から演じることには、ぶっちゃけると申し訳なさしかないです」としつつ、「不安でしたが、過去作を見ていると、皆さん役年齢に見えてくるから、自分もいけるかなと、おこがましいですけど思っています」と話した。
演じる悠人については、「『岩倉家の問題児』と言われるほど、癖のあるお兄ちゃん。でも、一人暮らしを始めて、母親(めぐみ/永作博美)からの電話に出ない悠人の気持ちは分かりますね。僕自身も、東京に出てきたときに、オカンから電話がかかってきて出んかったこと、何回もありますもん。どうせ『元気?』とか言われんねやろな、テレビ見たら分かるやろと思ってました。今は出たらいいやんと思いますけど」と語った。
また、「悠人は、何でそんなこと言うの? という内容も、悪気なく父親(浩太/高橋克典)に言うんですよ。いや、頭がいいから多少は悪気があるかもしれないですね。地道にやっても、にっちもさっちも行かへんかった父を、反面教師にしているんでしょうね」と推測した。
その一方、「舞の前では、根っこの部分や優しさなど、意外な一面も垣間見せます。やることなすこと自分と全くタイプが違う舞が、面白いんでしょうね。僕も弟がいて、弟でもすごくかわいいですから、妹ってやっぱりかわいいんだと思います」と語った。
福原については、「純粋なあの感じが、もう舞ちゃんそのものです。彼女のことを悪く言う人はいないんじゃないですか。みんなが『いい子』『いい子過ぎる!』って言いますもん」とし、「僕自身は斜に構えている部分があるので、悠人役にキャスティングされたんやと思います。いや、絶対そうです。何かこいつ問題児やなと思われて」と笑った。