4、Skype


無料通話の元祖といえばSkype。昔は「PCの前に座って話す」スタイルが一般的でしたが、今やアプリも登場しています。

新興無料通話アプリの影に隠れてしまい、アプリ市場では目立っていないような気もします。だからこそ浮気用に適したアプリです。

IT系の会社などでは公式・非公式に関わらず、Skypeを社内ツールとして導入しているところもあるため、なんとなく「仕事のために入れている」ように見せることができます。

通知設定ができないため、ログインしている限り、必ず通知が来てしまいますが、使った後はログアウトしておけば問題ありません。

 

5、カップルSNS


決して浮気相手とは恋人同士(カップル)ではありませんが、カップル向けSNSを使って連絡を取り合う方が、無料通話アプリを使うより安全性が高そうです。流行っているとはいえ、基本的にはカップル間でしか利用されず、LINEやcommなどより知名度が低い点がポイントです。

有名なものには「Pairy」「Between」「Pair」などがあります。本来は恋人と使うとラブラブ度の上がる、楽しいアプリではありますが……。
 

一方、LINEに似た機能を持つ「Ring it!」も一部から熱いまなざしを向けられています。

「 一般的にはLINEはみんなでやっていますよね。LINEをメインで使ってしまうと、さほど用がなくなる『Ring it!』を浮気相手との『専用ホットライン』にすれば便利だと思います」と話すのは、男女の恋愛模様を多く取材してきた、恋愛コラムニストのひとみしょうさん。

「そのためには他の友だちを混ぜないことがポイントです。Ring it!で『友だちを探さない』『偽名でやる』くらい注意して使っている方もいるようですよ。あるいは『LINEをメインで使っているからRing it!なんて知らないし、使いたくない』と友だちにあらかじめ言っておけば、浮気相手との安全安心なホットラインをキープできるでしょう」。

これは他の無料通話アプリでも応用できるテクニックですね。

しかし、一番安全なのはメール+電話かも知れません。そう、昔ながらの手段です。シンプルだからこそ、面倒な設定などいらなかったはず。浮気相手を偽名で入れたり、名字だけで「●●さん」と登録しておいたり、履歴をマメに削除したりしておけば、メール+電話でも問題はありません。

慣れない新しいツールに飛びついて、即浮気発覚……なんてバカげています。基本に返るときが来ているのかも知れません。

 

【お話を伺った恋愛コラムニスト】
ひとみしょう:作家/コラムニスト/作詞家。1975年 香川県生まれ。コピーライター、広告プランナー、作詞家を経て作家/コラムニストになる。著書に小説『Dawn Purple』、エッセイ集『キャバ嬢に突撃取材!』(ともにネットワーク出版・Kindle版あり) 詩集『きみがすき』『milestone2011』(ともにPerception Goal fukasawa atelier)などがある。エッセイの受賞歴4回(ともに小学館より)。13年7月より『ANGIE』編集長。エッセイ集『姫テク』、小説『永遠が見える場所』、詩集『おやこ(仮題)』ともに2013年中に発売予定。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。