2月7日、今秋開幕する卓球の新リーグ『Tリーグ』参加チーム発表記者会見が行われた。
『Tリーグ』初年度に参戦するのは男女各4チーム(以下、チーム名は仮称、カッコ内は本拠地)。男子は木下グループ(東京都)、チームさいたま(さいたま市)、チーム岡山(岡山県)、琉球アスティーダ(沖縄県)、女子は木下グループ(神奈川県)、日本生命(大阪府)、日本ペイントホールディングス(大阪市)、トップ名古屋(名古屋市)が参加し、10月から2019年3月にかけて、ホーム&アウェイ及びセントラル方式で7回戦総当り21試合のレギュラーシーズンを戦う。さらにリーグ戦1・2位でファイナルを行い、初代チャンピオンを決する。各チーム6名以上で、世界ランキング10位以内の選手1名を必須とするレギュレーションとなる。日本のトップ選手はもちろん、世界のトッププレイヤーたちが『Tリーグ』に参戦するのだ。
会見には『リオ五輪』男子団体銀メダルの丹羽孝希と、先月行われた『全日本卓球選手権』で女子ダブルス優勝を果たした早田ひなが出席し、次のように意気込みを語った。
「『Tリーグ』ができるのを楽しみにしていた。国内で世界のトップ選手と戦えるのは楽しみ。そういう機会はなかなかなかったので」(丹羽)
「『Tリーグ』をたくさんの人に見てもらって、卓球の楽しさを知ってもらえればうれしい」(早田)
『Tリーグ』の先に『東京五輪』があることを記者に問われると、ふたりはこう答えた。
「海外のトップ選手が日本に来ることが増えるので、『Tリーグ』に参戦し、もっともっと練習して、東京で団体とシングルスの金メダルを目指したい」(早田)
「『Tリーグ』でもっともっと強くなって、リオの銀メダルではなく、東京では金メダルを目指したい」(丹羽)
また、先日の『全日本選手権』男子シングルスで史上最年少優勝を達成した張本智和も「『Tリーグ』ができるのは僕らの世代としてもうれしい。参加できるならぜひ参加したい。『Tリーグ』で卓球が盛り上がれば最高」とコメントを寄せた。
『Tリーグ』は世界No.1の卓球リーグを実現する、卓球のスポーツビジネス価値を高める、卓球を通じて人生を豊かにするという三つの理念を掲げる。各チームの登録選手や試合形式など詳細の発表、そして『Tリーグ』の開幕を心待ちにしたい。