その3、「生で食べられるもの」

水に溶けやすい性質の「カリウム」は、熱を加えると約30%以上が失われることもあるとか。そのため「クールベジ」として食べる場合は「生」のまま頂くのがオススメ。

水分が多くても茹でる必要のある「根菜」ではなく、サラダとして「生」でそのまま食べられる野菜のほうが「クールベジ」には適しているというわけです。


以上の3条件、「カリウムを多く含む」「水分を多く含む」「生でも食べられる」を満たすものが「クールベジ」として最適な野菜というわけです。

 

 

その代表的な例としては、トマト、キュウリ、トウモロコシ、ピーマン、ゴーヤ、ナスなどの「夏野菜」

特に、ナスやキュウリなどのウリ科はカロチンやビタミンも多く、90%以上が水分のため「クールベジ」にはピッタリの野菜。冷蔵庫でキンキンに冷やしておけば、さらに効果的に涼を得られそうです。

旬の野菜は栄養価が高くなり、味も通常に比べ一段と美味しくなるもの。夏が旬の夏野菜に「体を冷やす効果」があるのと同じように、冬が旬の冬野菜には反対に「体を温める」効果があるとも言われています。四季の変化がはっきりしている日本。季節と作物が人間の生活と密接に関係していることがよくわかります。