ユーザーから投稿された「キニナル」情報を検証すべく「はまれぽ」が体を張って調査!
今回のテーマは…
<横浜のココがキニナル!>
横浜にタイ人街があるというのは知りませんでした。一体どの辺りにあるのか、街の様子も含めてレポートして欲しいです。美味しいお店なんかもあるのでしょうか? (maniaさんのキニナル)
横浜にタイタウンがあるとの噂が!米国留学時代、貧乏だった松宮(筆者)は安くて美味しい「パッタイ」というタイの焼きそばをよく食べていたが、帰国後はまったく食べていない。思い出の味「パッタイ」を食べることもかねてタイタウンを探してみることに!
消滅!?タイタウンはどこに
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ネットで調べてみると、タイタウンは中区若葉町周辺に存在するらしい。
若葉町がどこにあるかわからないので、以前「曙町に風俗店が多いのはなぜ?」でお世話になった伊勢佐木町の不動産会社社長に突撃!
挨拶もそこそこに「若葉町ってどこですか?」と松宮。「若葉町はこの近くだけど」と社長。中区の裏も表も知る社長なら「タイタウン」のことも知ってるに違いない!そこで「タイタウンっていつからあるんですか?」と尋ねる松宮。すると、「タイタウン?わからないなー。僕、パクチー苦手だからタイに興味なくて」と社長。「えー!なんとかしてっ!」と言うと、何人かに問い合わせてくれるが結局わからず。
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…これは困った。一体どういうことなのか。誰か事情通に聞かなければと思っていると、協同組合伊勢佐木町商店街を発見!
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事務局の方に「タイタウン」を取材していると言うと、若葉町町内会会長を紹介してくれる。
芦原さんにタイタウンの歴史を伺うが、「よくわからない」とのこと。だが、若葉町には戦後米軍の飛行場があり、国際色豊かな街だったため、「他の外国人も店を経営しやすい環境だったのでは」という。
聞き込みを続けていると、街の方から事情通だという吉田町にあるタイレストラン「ピー」のマスターをご紹介いただく。1997(平成9)年から1年ほど若葉町でバーを経営していたマスターにタイタウンの始まりを伺うが、「わからない」との答え。しかし、90年代の若葉町についてお話を伺うことができた。
マスターによると、1992(平成4)年頃、タイの食材店が若葉町にオープンし、黄金町で働く女性が通って大繁盛したそうだ。便乗しようと90年代半ばから店が増え始めたが、2000(平成12)年辺りから黄金町の取締強化が始まり、除々に店が減少したとのこと。
だが、やはり「バイバイ作戦(2005年1月試行)」が「決定打となったのでは」とマスター。ここ1年ほどは日本が不況ということもあり、店はさらに激減したそうだ。
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タイタウンの歴史に触れることができたので、次はディープなタイ料理店を探すことに!