不思議な街灯
パワーがバックアップに切り替わり航行が安定すると、ソケットに水晶を押し込んだような、松明型のものが並んでいるのが見えてきます。
海底には巨大な水晶クラスターのようなものがたくさんありますが、水晶は自ら光ることはありません。
もしやプラトンの言う、「炎のように輝く」オリハルコンの街灯でしょうか?
しかも遺跡の一部にしては規則正しく並んでいて、傷みもありませんね。
海底に文明があるのでしょうか?
生命体と壁画
街灯とともに、壁画も見えてきます。
更に航行中、潜水艇の様子をうかがうような生き物が、あちらこちらに見えます。
注意して見回すと、魚にしては大きく、人間の形に近い生命体がいるようです。
壁画の方には地上で繁栄する都市、天災に見舞われる都市、水中の壊れた都市、クジラなどが泳ぐ海底で繁栄する都市が描かれています。
壁画の都市の建物は、ネモ船長の机の上のツボに描かれた都市の建物と似ています。
アトランティスとの関係を期待してしまいます。
そもそも壁画はいつ、どこで描かれたのでしょう?
予言なのか記録なのか、地上でなのか海底でなのか、謎ですね。
光る建造物と謎の生命体
未知の生命体が見え隠れする遺跡らしきものの奥に、遺跡とは思えない光り輝く建造物が見えます。
プラトンが「クリティアス」で書いている通り、オリハルコンが炎のように輝く古代都市、アトランティスを彷彿とさせます。
気がつくと、魚類のようなヒレを持った生命体が、オリハルコンかと思わせる、光る物質を持って潜水艇を見ています。
潜水艇の後方をのぞくと、後ろから押し上げて泳ぐ複数の影が見えます。
未知の生命体が潜水艇を助け、見送ってくれているようです。
想像する楽しみ
潜水艇は未知の生命体に助けられ、無事に帰還できました。
私たちが目にしたものは、海底生活に適応して進化したアトランティスの末裔かもしれません。
あるいはアトランティスの民と交流していた、未知の生命体なのかもしれませんね。
興味が沸いた方は、小説「海底2万マイル」もおススメですよ。
スタンバイと海底探索の両方で、発見が増えること請け合いです!
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