「15年暮らした夫とは再婚で、離婚したら私はバツ2になるのでそれは世間的に見ても恥ずかしいと思い、最後まで添い遂げるつもりでいました。

持病があり、体力的に短時間のパート勤務しかできない私の収入まで取り上げて、自分の趣味につぎ込む夫には不満ばかりでしたが、『バツ2になるよりマシだ』と言い聞かせていましたね。

子どもはおらず、それも夫の収入が低く生活が大変だから『作りたくない』と言うからで、考えてみれば本当に従うだけだったなと悔しくなります。

夫は、『もうお金はない』と言っているのに私の財布を奪って中身を全部持っていくようになり、冷蔵庫は空っぽなのに買い物にも行けない生活に『何でこんな思いをしてまでこの人と一緒にいるのだろう』と考えるようになって。

私ばかり必死に働いて家事もやって、具合が悪くて横になっていても『大丈夫か?』の一言もなくリビングでテレビ番組に笑っている夫は、他人を超えて宇宙人のような恐怖を覚えました。