姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ) (c)JRLO

12月22日、トヨタヴェルブリッツの共同主将であり、ラグビー日本代表No.8の姫野和樹がメディア対応を実施。12月17日に開幕した『NTTジャパン ラグビーリーグワン 2022-23』、そして来年に迫った『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』に向けてコメントした。

静岡ブルーレヴズに31-26で競り勝った開幕戦をこのように振り返った。
「やってみて、チームがいいプレシーズンを過ごしてきた、いい積み重ねができていると主将として感じた。自分のコンディションはいいので。日本代表の秋のシーズンから身体の調子はいいので、あとはトヨタの新しいラグビーに早くマッチングしていきたい」

さらに姫野はセットピースでの手応えを口にした。
「セットプレーもすごくよかった。ブルーレヴズに対してあそこでドミネートできたのはすごい成長を感じた。僕らはシンプルなラグビーをやっているので。頭で考えるよりもやるチームなので、セットプレーに集中できたのはいいこと。かなり自信になったと思う。プレーレヴズはそこが強みなので、そこをシャットアウトできたのは自信になったし、今後につながるゲームになった」

ベン・へリングHCが標榜するスタイルについても言及した。
「僕らのラグビーはシンプル。トヨタというのは昔からシンプルなラグビーが一番強みを出せるので。日本代表でやっている複雑なムーブではなく、アタックもディフェンスもシンプル。シンプルでやることで自分たちの一番の強みのフィジカルが出る」

リーグワンでの日常が日本代表の強化につながると姫野は言う。
「『RWC2019』の前のように代表チームで多く時間を過ごせないのはひとつデメリットだが、リーグワンで多くの試合をこなせるのはポジティブ。コーチ陣からレビューをもらっているので、一人ひとりがリーグワンで自己研鑽を重ねて、代表チームに入った時に各々の課題をクリアしていればプラスになると思うし、短い時間でもチームにアジャストできると思う」

姫野個人の課題はこうだ。
「ジャッカルとタックルのディシジョンで迷いがあるとレビューをもらったので、そこの判断。ブレイクダウンに入ってボールを取るところとタックルに入るところの精度を上げていくことが大切だと言われた」

姫野は次節・三菱重工相模原ダイナボアーズ戦でSH岩村昂太との再会を楽しみにしていた。
「絶対タックルいってやると思っている(笑)。うれしい。移籍のことも相談を受け、僕も勧めていたので。重工でキャプテンやって、中心選手としてやれているのはうれしい。一緒にやりたかったけど、彼のキャリアを考えるとよかった。試合で会うのはうれしいし、複雑」

トヨタVは『NTTリーグワン2022-23』第2節・12月25日(日)・相模原ギオンスタジアムにて相模原DB、1月8日(日)・豊田スタジアムにてブラックラムズ東京と激突。チケット発売中。