まさかの黒星スタートとなった東京サンゴリアス。『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』開幕戦でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに力負けしたのだ。前半はブレイクダウンで後手に回り、50分にHO堀越康介、SH流大、CTB中村亮土の日本代表勢が入ってからは盛り返すも及ばずに18-31。田中澄憲監督も「クボタさんの非常にいいプレッシャーを受け、自分たちのラグビーができなかった。完敗と言っていい内容」と認めるほかなかった。
悔しい船出となったが、次節は待ってくれない。指揮官は「アタックのシステム、キックカウンターで今日は曖昧なところがあった。キックの重要性はスタッツとしても出ているし、もちろん重要。ただ、サンゴリアスのDNAにはアタックがある。まずはアタックでやれることをやって、その上でキックも使っていく」と前を向いた。
3年ぶり古巣に帰ってきたFB松島幸太朗の試合後の表情は暗くなかった。
「負けたが、楽しめるところは楽しめた。コンディションは悪くなかった。今日はハンドリングエラーが多く、最後でミスをしてしまった。そこを継続できればもっとスコアできると思う。アタッキングラグビーはきついが楽しいし、ミスを少なくすればもっと楽しくなる」
さらに松島は「少し曖昧だったし、反省点はカウンターをするのか、キックを蹴るのか、どの種類のキックを蹴るのか。この1・2週間でやれてなかった」と監督と同様の課題を口にした。
次の相手はグリーンロケッツ東葛である。GR東葛は開幕戦で勝利。最後、花園近鉄ライナーズの猛攻を30フェイズ凌ぎ切って36-34。不戦勝を除き、レギュラーシーズン4季ぶりの白星に自信を深めていることだろう。両軍の試合登録メンバーは以下の通り。
【東京SG】
1石原慎太郎、2堀越康介、3垣永真之介、4ツイ ヘンドリック、5ハリー・ホッキングス、6下川甲嗣、7箸本龍雅、8テビタ・タタフ、9齋藤直人、10森谷圭介、11テビタ・リー、12中村亮土、13中野将伍、14尾﨑晟也、15松島幸太朗、16中村駿太、17小林賢太、18祝原涼介、19トム・サベッジ、20山本凱、21流大、22田村煕、23仁熊秀斗
【GR東葛】
1石田楽人、2新井望友、3土井貴弘、4山極大貴、5ジェイク・ボール、6フェトゥカモカモ・ダグラス、7亀井亮依、8アセリ・マシヴォウ、9ニック・フィップス、10金井大雪、11レメキ ロマノラヴァ、12クリスチャン・ラウイ、13松浦康一、14杉本悠馬、15トム・マーシャル、16アッシュ・ディクソン、17久保優、18菊田圭佑、19細田佳也、20カヴァイア・タギヴェタウア、21藤井達哉、22ティム・ベネット、23タンゲレ・ナイヤラボロ
『NTTリーグワン2022-23』東京SG×GR東葛は12月25日(日)・味の素スタジアムにてキックオフ。当日は20歳以上の来場者先着2000名にパーフェクトサントリービールをプレゼント。チケット発売中。