小川高廣(東芝ブレイブルーパス東京) (c)JRLO

『NTTジャパン ラグビーリーグワン 2022-23』に容易なゲームはない。東芝ブレイブルーパス東京は第4節・三菱重工相模原ダイナボアーズ戦で改めて2年目の戦いのレベルの高さを痛感した。

1月14日、前半を12-7とリードしながら61分にひっくり返され、64分には12-17と差を付けられるも、69分に19-17と逆転。だが試合を締めるはずの残り10分で相模原DBに19-23の逆転負けを喫したのだった。敗因は明確である。ブレイクダウンの攻防で後手に回ったことだ。

大きな課題を突き付けられたBL東京は翌週一発回答を出す。1月22日の第5節・トヨタヴェルブリッツ戦でフィジカルバトルでBL東京が圧倒。ノーサイドまで攻め手を緩めず、最後までディフェンスも諦めずに63-18と大勝したのだ。

SH小川高廣共同主将は試合後、「今日はシンプルにブレイクダウンのところだけ自分たちでやっていこうと話をした。そこが80分通して良かったなと思う。そこさえできれば自分たちのグラウンドを大きく使うラグビーが見せられると思っていたし、実行できて良かった。これを毎試合続けられるようにやっていきたい」と胸を張った。

プライドを取り戻したBL東京は自信を持って交流戦に突入することだろう。次の相手は5戦全敗、勝点1で苦しみ花園近鉄ライナーズである。両軍の試合登録メンバーは以下の通り。

【BL東京】
1三上正貴、2橋本大吾、3小鍜治悠太、4ワーナー・ディアンズ、5ジェイコブ・ピアス、6徳永祥尭、7マット・トッド、8リーチ マイケル、9小川高廣、 10トム・テイラー、11濱田将暉、12ニコラス・マクカラン、13セタ・タマニバル、14ジョネ・ナイカブラ、15豊島翔平、16原田衛、17木村星南、18タウファ・ラトゥ、19梶川喬介、20佐々木剛、21杉山優平、22バーガー・オーデンダール、23松永拓朗

【花園L】
1田中健太、2樫本敦、3三竹康太、4村田毅、5ベン・トゥーリス、6菅原貴人、7野中翔平、8ジェド・ブラウン、9ウィル・ゲニア、10吉本匠、11竹田宜純、12岡村晃司、13シオサイア・フィフィタ、14ジョシュア・ノーラ、15セミシ・マシレワ、16松田一真、17佐々木駿、18ラタ・タンギマナ、19パトリック・タファ、20横井隼、21人羅奎太郎、22ジャクソン・ガーデンバショップ、23南藤辰馬

『NTTリーグワン2022-23』第6節・BL東京×花園Lは1月28日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。当日は来場者全員にマッチデープログラムをプレゼント。チケット発売中。