王者が開幕5連勝で交流戦へ突入する。『NTTジャパン ラグビーリーグワン 2022-23』第6節で埼玉ワイルドナイツが横浜キヤノンイーグルスを迎え撃つのだ。1月27日の試合前日会見でロビー・ディーンズ監督は横浜Eを警戒した。
「すごく大事な一戦になる。キヤノンはトップ4に入るチームである。決して与えられたのではなく、勝ち取ったポジション。キヤノンをリスペクトしているし、彼らはタフなゲームをしてきている。そしてメンバー表を見るとフレッシュなメンバーを並べていて、エネルギーを感じる」
勝負のポイントを問われると、指揮官はこう答えた。
「対戦してみないとわからないが、キヤノン戦はとてもフィジカルなゲームになると思う。そこでセットピースが鍵になる。試合の入りはセットピースにかかっている。もうひとつ鍵になるのがディシプリン。キヤノンはモールが得意なので、ペナルティを取ったらインゴールまで残り5mの位置からモールでトライを狙って来ると思う。そこでの精度が大事」
ディ―ング監督はフィジカルな勝負を睨み、HO堀江翔太、FLベン・ガンター、No8ジャック・コーネルセンの復帰を歓迎した。
「フィジカルなゲームが予想される中、ベン、コーネルセン、堀江が帰って来て選手層の厚さも出てくるのは喜ばしい。堀江は首に違和感があったと言っていたので、私が止めた。彼自身はプレーしたいと言っていたが、100%で出られるようにした。ベンは脳震とうのワールドラグビーの規定をクリアして今週の試合に臨む」
試合登録メンバーは以下の通り。
【埼玉WK】
1稲垣啓太、2坂手淳史、3藤井大喜、4リアム・ミッチェル、5ルード・デヤハー、6ベン・ガンター、7ラクラン・ボーシェー、8ジャック・コーネルセン、9内田啓介、10松田力也、11マリカ・コロインベテ、12長田智希、13ディラン・ライリー、14竹山晃暉、15山沢拓也、16堀江翔太、17クレイグ・ミラー、18ヴァル アサエリ愛、19長谷川崚太、20福井翔大、21小山大輝、22セミシ・トゥポウ、23野口竜司
【横浜E】
1岡部崇人、2三好優作、3津嘉山廉人、4コーバス・ファンダイク、5リアキマタギ・モリ、6シオエリ・ヴァカラヒ、7嶋田直人、8アマナキ・レレイ・マフィ、9ファフ・デクラーク、10小倉順平、11ヴィリアメ・タカヤワ、12梶村祐介、13ジェシー・クリエル、14イノケ・ブルア、15エスピー・マレー、16朴成浩、17安昌豪、18東恩納寛太、19マックス・ダグラス、20シオネ・ハラシリ、21荒井康植、22ルテル・ラウララ、23竹澤正祥
果たして埼玉WKが連勝を伸ばすのか、横浜Eが王者を止めるのか。『NTTリーグワン2022-23』第6節・埼玉WK×横浜Eは1月28日(土)・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場にてキックオフ。試合の模様はテレ玉にて生中継。