藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ) (c)JRLO

2年目の飛躍である。4勝1分と好スタートを切ったクボタスピアーズ船橋・東京ベイのアタックをSH藤原忍がリードする。ルーキーイヤーの昨季は15試合に出場した内先発は3試合だったが、今季は5試合中4試合に先発出場。レギュラーの座を射止めた藤原が1月27日、交流戦を前にメディア対応に登場、2年目の手応えを口にした。

「まずはキックの精度、一番はゲームコントロールがこの2年で伸びたと思っている」

スタメンへの思いは強い。
「昔から負けず嫌い。やるからには21番ではなく、9番でやりたいと思っている」

4歳年上の谷口和洋とも練習からバチバチである。
「一緒に練習しているので譲り合いはなく、ぶつかり合っている。僕は自分を信じてやりたいタイプなので、相手のいい部分は認めてマネしたいが、自分のいいところと混ぜ合わせてやっていきたい」

藤原は前節・コベルコ神戸スティーラーズ戦の反省を次節・ブラックラムズ東京戦で生かすつもりだ。
「神戸戦の課題をリコー戦でフォーカスして出したい。前節は得点チャンスで得点につなげられなかった。敵陣に入ったのに自分たちのミスで終わってしまうことがあったので、リコー戦ではそこで取り切りたい。そのために9・10番がしっかりコントロールすること。ペナルティをなくすために後ろからコントロールしたい。FWがフィジカルでバトルしてくれると思う。クボタはスピードが重視しているので、テンポよくさばいて相手に付いていけないようにしたい」

今季初出場&初先発となるLO堀部直壮も同日のメディア対応に出席、次のように意気込みを語った。
「日曜日のリコー戦では1週間準備してきたので、一瞬一瞬のプレーに対して、自分の持ち味のタックルやアタック、ラインアウトのセットプレーでがんばり、勝利を掴み取りたい。LOの役割のラインアウトはプロセスや役割を明確に取り組んできた。接点のところで自分の強みを発揮できていると思うので、うまくリコー戦でも出していきたい。これまでメンバー外でもいつチャンスがきてもいいように準備してきたので、試合で発揮したい」

試合登録メンバーは以下の通り。
1海士広大、2マルコム・マークス、3オペティ・ヘル、4堀部直壮、5青木祐樹、6トゥパ フィナウ、7ピーター"ラピース"ラブスカフニ、8末永健雄、9藤原忍、10バーナード・フォーリー、11ゲラード・ファンデンヒーファー、12立川理道、13ライアン・クロッティ、14根塚洸雅、15島田悠平、16杉本博昭、17山本剣士、18松波昭哉、19松井丈典、20玉置将也、21谷口和洋、22リカス・プレトリアス、23テアウパ シオネ

『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』第6節・S東京ベイ×BR東京は1月29日(日)・江戸川区陸上競技場にてキックオフ。当日はSDGsスペシャルジャージーを着用。チケット発売中。