――なんか楽しそうな現場ですけど、中村靖日さんだけ会議室のシーンには出演していないから……。

中村靖日「うっ、そこに触れられるとちょっと……みなさん、こんな楽しいエピソードがいっぱいじゃないですか。でも実は僕、劇場版では誰とも共演してないんですよね(笑)」

千原「あっ、そっかそっか」

中村靖日「警視庁の照会センターにいる設定なので、ひとりぼっちで予め録った中村昌也さんや北村さんの車の中の声とだけ共演したんです。しかも、あの照会センターは春日部にあるんです。僕は“中蒲田マカ蒲商店街”というセリフをNG出さずに言うと決めていました。2時間半かけて行って、1時間でロケを終えて、また2時間半かけて帰ってくる撮影だったんですよ(笑)」

千原「寂しいな~(笑)」

中村靖日「いや~、だから羨ましいです。ああ、そんなことがあったんや~と思って。でも木村監督、セリフごとに目線はこっちって全部決められていて。さっきも話に出ましたけど、お芝居をやっていてもカメラ目線ってあんまりないじゃないですか。だから、カメラを見るのは僕もちょっと緊張しましたね。一瞬目を逸らしちゃうというか。でもすみません、寂しい話になって(笑)」

一同「いやいやいや(笑)」

Mission3:自分だけが知るATARU=中居正広のスゴさを報告せよ!

話がノッてきたところで、主人公のアタルを演じた中居正広が普通の俳優と違って何がスゴいのか? という命題に。すると思いがけないエピソードが!

中村靖日「みなさんも連ドラから同じ役を演じられているので劇中ではもうその役にしか見えないんですけど、中居さんは本当にスゴいですよね。映画やドラマを観るとアタルにしか見えないのがやっぱりスゴいです」

一同「あ~」

千原「俺も同じことを思っていた」

一同「爆笑」

中村靖日「いや~他人の発言の横取りはよくないですよ(笑)」

千原「いやいやいや、俺もそう思うって言うてたやんけ!(笑)でも、やっぱりいちばん驚いたのは、本人は嫌がりますけど、差し入れが靴やったことやね」

中村靖日「靴ね~」

庄野崎「キャスト全員とスタッフさん、あとマネージャーさんの分もありました」

三好「あれはランニングシューズ?」

千原「ランニングシューズやね」

光宗「すごく軽いんですよ」

中村靖日「しかも僕だったらATARU INUKAIってかかとに役名が入っててね」

千原「ドラマのときはベストやったよな」

中村靖日「ベストでしたね」

千原「ベストのときは“ベストを作るから”って事前に聞いていたから正直そんなに驚かへんかったけど、今回の靴はビックリしたな」
 

三好「しかも差し入れられたのが、中居さんの撮影がないときでしたよね」

庄野崎「撮影のないときに来られて、みんなに渡して帰っていかれたけど、めっちゃカッコよかったです」

光宗「あれはカッコよかったですね」

千原「粋やな~」