いかに勝ち切るかがブラックラムズ東京のテーマである。『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』をここまで戦い2勝5敗・勝点9の10位に甘んじるBR東京としては、バイウィーク明けの「東京決戦」で浮上のキッカケを掴みたいところ。3位東京サンゴリアスとの第8節で番狂わせを狙う。
下位のBR東京だが、地力はある。第3節はトヨタヴェルブリッツに29-25、第4節は静岡ブルーレヴズに34-22と連勝をマーク。第6節でも2位クボタスピアーズ船橋・東京ベイを相手にあわやサヨナラPGという大接戦を演じた。20分までに0-24と一方的な展開だったが、31分にSOバーナード・フォーリーがシンビン(10分間の一時退場)となり一気に流れを掴んだ。2トライを返して前半を折り返すと、後半最初のトライも獲得。その後互いに加点し、70分にはFBマット・マッガーンがキック&チェイスでついに38-37の逆転。77分にPGを決められて38-40と逆転を許したが、アドバンテージを受けた79分にSOアイザック・ルーカスがドロップキックを敢行。ドロップゴールを外れたが、絶好の位置でのPGで劇的逆転勝利を確信する中、マッガーンが外し、掴みかけた勝利はするりとこぼれ落ちたのだった。
東京SG戦と言えば、昨季第4節の悔しい逆転負けも記憶に新しいことだろう。残り5分でFL松橋周平が逆転トライ、マッガーンのCGも決まり33-29としたものの、78分にルーカスのキックがPR祝原涼介にチャージされて33-36。痛恨の黒星を喫したBR東京の「次こそ」の思いは強い。
試合登録メンバーは以下の通り。
【BR東京】
1西和磨、2小池一宏、3千葉太一、4柳川大樹、5マイケル・ストーバーグ、6アマト・ファカタヴァ、7ブロディ・マクカラン、8ネイサン・ヒューズ、9山本昌太、10堀米航平、11ネタニ・ヴァカヤリア、12ハドレー・パークス、13池田悠希、14メイン平、15マット・マッガーン、16佐藤康、17谷口祐一郎、18柴田和宏、19ロトアヘア ポヒヴァ大和、20湯川純平、21髙橋敏也、22アイザック・ルーカス、23栗原由太
【東京SG】
1小林賢太、2中村駿太、3祝原涼介、4ツイ ヘンドリック、5ハリー・ホッキングス、6下川甲嗣、7山本凱、8テビタ・タタフ、9齋藤直人、10森谷圭介、11テビタ・リー、12中村亮土、13中野将伍、14尾崎晟也、15松島幸太朗、16呉季依典、17石原慎太郎、18中野幹、19トム・サベッジ、20箸本龍雅、21流大、22尾崎泰雅、23河瀬諒介
『NTTリーグワン2022-23』第8節・BR東京×東京SGは2月18日(土)・駒沢オリンピック公園総合運動場 陸上競技場にてキックオフ。試合当日は両チームがデザインされた限定タオルを先着5000名にプレゼント。警視庁女性白バイ隊・クイーンスターズとピーポくんによる白バイの展示や中に入って遊べるふわふわのラムまるドームの登場など企画もいろいろ。チケット発売中。