田村優(横浜キヤノンイーグルス) (c)JRLO

3月とともに春本番の陽気となったが、『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』も3月から金曜ナイターがスタート。秩父宮ラグビー場では第10節から最終第16節まで7試合連続でラインナップされている。金曜ナイターの第1弾は3月3日(金)・横浜キヤノンイーグルス×静岡ブルーレヴズ。初の『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメトン進出へ向けて視界良好な4位横浜Eのホストゲームとなる。

横浜Eは前節、会心のゲームを披露。立ち上がりからトヨタヴェルブリッツと激しいフィジカルバトルを展開する中、相手のPG2連続失敗を尻目に横浜Eはアタック狙い。18分にSO田村優のキックパスを受けたWTB竹澤正祥が先制トライ。31分に相手FLが一発退場となると、CTBジェシー・クリエルの突破からWTBイノケ・ブルアが華麗なステップでトライ、田村のCGも決まり10-0で前半を折り返す。後半に入っても攻め手を緩めない横浜Eは4トライをマークし、39-7の完勝を収めた。

第8節・東芝ブレイブルーパス東京戦後に59-48の勝利にも不満を口にしていた沢木敬介監督も「前回の東芝戦から成長した姿をちょっとは見せられたと思うが、改善すべきポイントはまだまだある。いいプレーもたくさんあり、自信を持っていい局面も多く作れた。前回は後半20分のところを東芝に全部持っていかれたが、何回か自分たちで引き戻すことができた」と評価した。

一方の静岡BRは乗り切れない。第6・7節で連勝したが、第8節はコベルコ神戸スティーラーズに29-32の逆転負け、前節・東京サンゴリアスにも17-25の力負けを喫した。地力はあるものの、2勝1分6敗の8位に甘んじている。

試合登録メンバーは以下の通り。
【横浜E】
1岡部崇人、2庭井祐介、3杉本達郎、4マックス・ダグラス、5コリー・ヒル、6シオエリ・ヴァカラヒ、7嶋田直人、8シオネ・ハラシリ、9ファフ・デクラーク、10田村優、11竹澤正祥、12梶村祐介、13ジェシー・クリエル、14イノケ・ブルア、15小倉順平、16川村慎、17安昌豪、18松岡将大、19コーバス・ファンダイク、20杉永亮太、21山菅一史、22エスピー・マレー、23松井千士

【静岡BR】
1河田和大、2日野剛志、3伊藤平一郎、4アニセ サムエラ、5マリー・ダグラス、6マルジーン・イラウア、7ジョーンズ リチャード剛、8クワッガ・スミス、9ブリン・ホール、10家村健太、11伊東力、12ヴィリアミ・タヒトゥア、13小林広人、14槇瑛人、15キーガン・ファリア、16平川隼也、17泓城蓮、18茂原隆由、19桑野詠真、20舟橋諒将、21吉沢文洋、22サム・グリーン、23庄司拓馬

果たして、横浜Eが順調に勝点を積み重ねるのか、それとも静岡BRがここで奮起するのか。『NTTリーグワン2022-23』第10節・横浜E×静岡BRは3月3日(金)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。