ラグビー日本代表の記者会見が行われた翌日の3月7日、東芝ブレイブルーパス東京がメディア対応を実施。FL/No8リーチ マイケルとLOワーナー・ディアンズが半年後に迫った『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』に向けてコメントした。
リーチ「今の心境はワクワクしている。シーズンの真っ最中で東芝のシーズンに集中しているので、頭の奥で意識している。半年しかないという感じ。前回大会は半年前にウルフパックなどがあり、タスクが多かったが、今回はすごく短い感じ。あっという間に『RWCが来るな』という感じ」
ディアンズ「半年前、そんなに考えていないが、小さい時から夢だった『RWC』が近付いているのですごい楽しみにしている」
「まだ半年ある」ではなく、「もう半年しかない」という認識だとリーチは言う。
「両方。どっちかと言うと『半年しかない』という感じ。『半年しかない』から今を大事にしないといけない。『リーグワン』でのパフォーマンスであったり、一日一日を大事にしないといけない」
残りの準備期間は少ないが、リーチは今回のメンバーの手応えを口にした。
「新たな選手のレベルの高さがプラスになっている。前回大会を経験している選手がいて、ジャック(・コーネルセン)や(ディラン・)ライリー、(シオサイア・)フィフィタ、中野(将伍)とかたくさんいい選手が出てきた。能力が高い選手が新しく入ったのは良かった。ベン(・ガンター)や(サナイラ・)ワッカ、ディアンズもそう」
リーチは過去最強のチームができると太鼓判を捺した。
「ポテンシャルはこのチームが一番高い。前回大会より高いと思っている。ディアンズ、中野、ライリー、ベンはワールドクラスの選手になっている。前回大会以上の成績が残せると思っている」
大会期間中に35歳を迎えるリーチは4回目の『RWC』が最後だとは明言しなかった。
「最後だとは思っていない、毎回『RWC』はスペシャルでベストを尽くしたいと思っている。『年だから最後』とは言わないし、毎回ベストを尽くすだけ」
21歳のディアンズは『RWC』出場の鍵は、今後の『リーグワン』での活躍にかかっていると自覚していた。
「『リーグワン』の試合でいいパフォーマンスできているか次第。6試合いいパフォーマンスを出せば、試合に出るチャンスはあると思う。最近自分のボールキャリーに自信持ってプレーいるが、もっと成長しないといけない。ボールを持っていない時のスピード。セットアップのスピードやディフェンスで戻る時のスピードができていないので、残り6試合でもっとやっていきたい」
現在、BL東京は『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』5位。今週末は3月12日(日)・柏の葉公園総合競技場での第11節・グリーンロケッツ東葛戦に臨む。残り6試合、リーチもディアンズも4強で覇権を争う『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメント出場を目指す。