静岡ブルーレヴズにとっても、クボタスピアーズ船橋・東京ベイにとっても、次が大事である。両軍は『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』第11節で激突。前節の教訓を生かそうとしている。
静岡BRは第10節で4位・横浜キヤノンイーグルスと22-22。南アフリカ代表30キャップのNo8クワッガ・スミスの2トライなどで逆転しながら、残り10分リードを保てなかった。試合の終わらせ方は改善が必要だが、確かな手応えも感じていた。試合後、堀川隆延HCも課題を挙げつつ「アタッキングチームであるキヤノンに対してディフェンスが素晴らしかったし、全員がつながり合って相手にいいプレッシャーを掛けられた。ディフェンスは本当に良かったと思う」とポジティブな感想を口にした。
S東京ベイも前節、試合終盤の戦い方で差を付けられた。埼玉ワイルナイツとの首位攻防戦で最後15-30まで離されたのだった。スコアは5つのPGのみ、リーグ最多得点の自慢のアタックはノートライに封じられた。敗戦後、日本代表56キャップのCTB立川理道主将は「最後の10分で差が出た。このゲームから学び、先を見ることなく一戦一戦戦っていきながら、もう一度パナソニックと対戦できるように努力していきたい」とプレーオフでの再会を誓った。
両軍の試合登録メンバーは以下の通り。
【静岡BR】
1河田和大、2日野剛志、3伊藤平一郎、4大戸裕矢、5マリー・ダグラス、6マルジーン・イラウア、7ジョーンズ リチャード剛、8クワッガ・スミス、9ブリン・ホール、10家村健太、11伊東力、12ヴィリアミ・タヒトゥア、13小林広人、14槇瑛人、15キーガン・ファリア、16平川隼也、17泓城蓮、18茂原隆由、19桑野詠真、20杉原立樹、21田上稔、22サム・グリーン、23庄司拓馬
【S東京ベイ】
1海士広大、2マルコム・マークス、3松波昭哉、4青木祐樹、5デーヴィッド・ブルブリング、6ピーター・ラピース・ラブスカフニ、7末永健雄、8ファウルア・マキシ、9谷口和洋、10バーナード・フォーリー、11木田晴斗、12立川理道、13リカス・プレトリアス、14ハラトア・ヴァイレア、15ゲラード・ファンデンヒーファー、16杉本博昭、17紙森陽太、18オペティ・ヘル、19ルアン・ボタ、20玉置将也、21藤原忍、22テアウパ シオネ、23金秀隆
果たして、第10節の教訓を勝利につなげるのは静岡BRか、S東京ベイか。『NTTリーグワン2022-23』第11節・静岡BR×S東京ベイは3月11日(土)・エコパスタジアムにてキックオフ。当日は防災学習ステージや袋井太鼓のステージパフォーマンス、大漁旗フォトコーナーなどイベントが盛りだくさん。チケット発売中。