IKEMENを食べる
さて次はラー博に一番最近できたお店「IKEMEN HOLLYWOOD」を紹介しよう。 ここはラー博初の海外からの出店で、アメリカはロサンゼルス、ハリウッドからやって来た「つけ麺」(ディップ)を食べさせてくれるお店だ。
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豚骨ベースにバジルの利いた、ちょいサッパリ目の味。激しく女子ウケすると思う。
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そして筆者の頼んだ「イケメンディップ」は濃厚な豚骨味の、つけ汁に、削りたての鰹節が香ばしく、麺は弾力ある中太麺。大版のチャーシューはしっかりバーナーで焦げ目がついていて、脂が半溶けの状態。口に入れると肉の味が立ち上がってくる。
麺の歯ごたえが良く、満足感が味わえる、つけ麺。筆者は次に訪れても食べると思う。(次回はジョニーディップに挑戦してみよう)。
館内を散策する
お腹もふくれたところで、最後に館内を散策。ついでに「ラー博倶楽部」会員も探してみよう。
辺りを見渡すと大勢の中、結構な割合で外国人の方が目につく(全体の1~2割くらい?)。
週に一度、埼玉から2時間かけて支那そばやに通っていらっしゃるラーメン淑女の方にもお会いした。
さすがにウイークデーの昼間は「ラー博倶楽部」会員さんには会えない模様。
インタビューを切り上げてちょっとひと休み。 地下1階の喫茶スペースへ移動することに。
その時、取材班は見た!
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階段を上り歩いていると、ふと気づく。そういえばラーメン屋さんから吐き出されるあの、モワ~ッとした脂の排気臭がまったくしない(40過ぎのオッサンには有り難い)。
そういう所もちゃんと計算しているんだろうなとマスクマン…いや、瀧上氏の顏を思い出す。
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細かく作り込んであって一度では網羅できない造作。
喫茶&すなっくKatekoで休憩しよう。
ドリンクを飲みつつ編集部・松山氏と本日の反省会をする筆者。そこで松山氏が突然動く。(えっ? 何?)。
「細野さん、あの女性、カウンターの娘と話してて常連さんっぽいですよ。ラー博倶楽部会員かも。取材してみましょう」
見ればカウンターには、すごく上品な壮年の女性。
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―すいません、ラー博倶楽部の方ですか?
「これですか?」と出されたカードは正にラー博倶楽部の会員証。
正直、筆者は「ない」と思っていただけに驚いた(松山氏、お手柄)。
写真も詳しいプロフィールもNGだったのですが、近くの会社の上層部の方でゴニョゴニョ…。
「ここの雰囲気が好きなの。それにここのお店、お酒を美味しく作ってくれるし」
そうか、ラーメンだけじゃないんだ。
「ラーメンを食べる」ということだけでなく、館内の雰囲気や世界観、ラーメン以外のものでもリピーターがいるのだと分かった。
あっ、盛況の秘密の一端が見えたかも。
そろそろ夕方だ。この辺でお暇しよう。夕食に向けて入館者の顔ぶれが徐々に入れ替わり始めている。
取材を終えて
ラーメンって何だろう。決まったカタチは無いし味はおろか、値段までピンからキリまでだ。そして近年は国内外でブームになったり、時に求道的でもあったり。
答えの出ない自問をしてるんだけど、それは、とにもかくにも“深いのだ”ということじゃないかな。
深いからこそ、覗いてみたくなる。答えもないから、みんなで求めるのかも。
「食事は、楽しくなければ意味がない」
ある有名な料理人の言葉そのまま、みんなで、お客さんまで巻き込んで作っているテーマパーク。 そんな感想を持った取材でした。
新横浜ラーメン博物館
住所/横浜市港北区新横浜2-14-21
電話/045-471-0503
年中無休
駐車場/175台収容 ※最初の30分無料 以下30分ごとに250円
※本記事は2013年9月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。
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