でも、今すぐ会おうみたいな言葉はなくて、世間話のように自分の状態やこちらを気遣うメッセージばかり、悪気を疑うよりちゃんと返してみよう、と決めました。
もともと友人たちにはマメに連絡を送る性格で、それがよかったのかもと思います。
『おはようございます』『寒そうだからあたたかくしてくださいね』と丁寧な言葉で送ったら彼も同じようなトーンで返してくれて、距離感はあるけれど『常に同じテンション』でやり取りできることに安心しました。
彼とふたりで会ったのは一ヶ月後。その頃には電話もしていてすっかり好きになっていましたね。
彼は『遊びと思われたら嫌だから、誘いたいけど信用されるのを待っていました』と自分の気持ちを相変わらずストレートに伝えてくれるし、やり取りを続けてくれたことに感謝しました。
心のどこかで『時間を無駄にしたくない』『傷つきたくない』と思っていたことに気づき、それでも、向き合う勇気を捨てなくてよかったと思います」(40歳/総務)
スムーズに進むことで、かえって警戒心を強くしてしまうのはよくあること。
考えてもわからない相手の思惑に振り回されるより、自分のスタンスを守って接していくのがストレスがないといえます。
やり取りが続けば必ず見えてくるのがお互いの気持ちであり、向き合うエネルギーが健全な愛情を育てるのですね。
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