残り5試合、すべてが東京サンゴリアスの血となり肉となる。『NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23』プレーオフトーナメトンに向けて、無駄にできる時間はない。東京SGは『NTTリーグワン2022-23』第12節・花園近鉄ライナーズ戦で自分たちのラグビーとボーナスポイントの両方を追い求める。
前節、王者・埼玉ワイルドナイツに差を見せ付けられた。トライランキングトップを快走する尾崎晟也のアタックから2トライを奪うなど、東京SGが好守に高い集中力を見せて前半を17-3で折り返す。後半開始早々に埼玉WKに1本返されるも3分後には尾崎晟が16トライ目をマーク。だが、後半10分過ぎから王者が一気に畳み掛けてきた。53分ラインアウトモールからインゴールにボールを運べば、55分にはCTB中村亮土のパスをCTBディラン・ライリーがインターセプト、そのまま独走トライ。Gも決まって24-24の同点に追い付かれた。60分ゴール前でアドバンテージを受けるとSO松田力也がショートパントからFB山沢拓也がトライ。66分には左へ右へ揺さぶった後WTB長田智希がFB松島幸太朗のタックルを受けながらトライを奪い勝負あり。東京SGはラストプレーで途中出場の尾崎泰雅が意地のトライを決めるも、29-41。第10節・トヨタヴェルブリッツ戦に続き、2連敗を喫したのだった。試合後、尾崎兄は「プレーオフで勝てるように成長していきたい」とリベンジを誓った。
第12節の試合登録メンバーは以下の通り。
【東京SG】
1石原慎太郎、2堀越康介、3垣永真之介、4ツイ ヘンドリック、5小林航、6飯野晃司、7山本凱、8テビタ・タタフ、9齋藤直人、10アーロン・クルーデン、11仁熊秀斗、12中村亮土、13尾崎泰雅、14尾崎晟也、15松島幸太朗、16中村駿太、17森川由起乙、18祝原涼介、19ハリー・ホッキングス、20箸本龍雅、21大越元気、22トニー・アロフィポ、23中野将伍
【花園L】
1井上優士、2福井翔、3ラタ・タンギマナ、4菅原貴人、5ベン・トゥーリス、6横井隼、7野中翔平、8ジェド・ブラウン、9中村友哉、10ジャクソン・ガーデンバショップ、11ヴィンセント・セフォ、12ステイリン パトリック、13岡村晃司、14南藤辰馬、15竹田祐将、16松田一真、17李城鏞、18三竹康太、19宮下大輝、20梅村柊羽、21人羅奎太郎、22金澤春樹、23河村謙尚
果たして、東京SGが勢いを取り戻すのか、ここまで全敗の花園Lが浮上のキッカケを掴むのか。『NTTリーグワン2022-23』第12節・東京SG×花園Lは3月17日(金)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。当日はザ・プレミアム・モルツ「缶」が特別価格300円、ザ・プレミアム・モルツ「生」が特別価格500円で販売。キッチンカーも多数出店するとのこと。チケット発売中。