マット・トゥームア(三菱重工相模原ダイナボアーズ) (c)JRLO

どこまで食らい付けるか。三菱重工相模原ダイナボアーズの『NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23』第12節のテーマはこれだ。王者・埼玉ワイルドナイツに対して、第3節からの成長度合いを見せたいところ。

開幕2連勝同士の対決となった『NTTリーグワン2022-23』第3節で、相模原DBは何もさせてもらえなかった。勝負の肝であるセットピースとブレイクダウンで、逆にプレッシャーを掛けられて主導権を握られた。スロースターターの埼玉WKに前半から3トライ2ゴールを決められ、大事な後半のファーストトライも埼玉WKにマークされた。相模原DBが1本返したのはCTBダミアン ・デアレンデが一発退場になり、数的有利になってからだった。67分ラインアウトモールから途中出場のNo8ヘイデン ・ベッドウェル=カーティスがトライを奪ったが、その9分後には自陣深くでのマイボールスクラムからターンオーバーされて、SOからFBに回った山沢拓也にとどめのトライをマークされた。

5-40。ディビジョン1の洗礼を浴びたグレン・ディレーニーHCが「毎日が学びの日だが、今日もすごく学びが多かった。このリーグでトップレベルもわかった。その意味でもいい学びになった」と強調すれば、SH岩村昂太主将も「結果は残念だが、今回はいい学びになった。この結果を悲観しすぎることなく、前を向いて練習したい」と同意した。

あれから2か月、2つの勝利と1つの引き分け、5つの敗戦を経験し、埼玉WKをホストゲームで迎え撃つ。両軍の試合登録メンバーは以下の通り。
【相模原DB】
1細田隼都、2宮里侑樹、3石井智亮、4中川真生哉、5ウォルト・スティーンカンプ、6鶴谷昌隆、7佐藤弘樹、8サム・チョンキット、9柴田凌光、10マット・トゥームア、11奈良望、12カーティス・ロナ、13マット・ヴァエガ、14フィシプナ・トゥイアキ、15石田一貴、16安江祥光、17坂本駿介、18蜂谷元紹、19エピネリ ・ウルイヴァイティ、20ティモテ ・タヴァレア、21中森隆太、22ヘンリー ブラッキン、23ジェームス・シルコック

【埼玉WK】
1ダニエル・ペレズ、2島根一磨、3藤井大喜、4マーク・アボット、5ルード・デヤハー、6福井翔大、7ラクラン・ボーシェー、8ジャック・コーネルセン、9内田啓介、10松田力也、11マリカ・コロインベテ、12ダミアン・デアレンデ、13ディラン・ライリー、14長田智希、15野口竜司、16坂手淳史、17稲垣啓太、18ヴァル アサエリ愛、19リアム・ミッチェル、20長谷川崚太、21小山大輝、22ヴィンス・アソ、23山沢拓也

果たして、相模原DBが前回との違いを見せるのか、埼玉WKが隙を見せずに返り討ちにするのか。『NTTリーグワン2022-23』第12節・相模原DB×埼玉WKは3月19日(日)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。当日は選手たちが実際に持ち上げるラインアウト体験や選手たちに囲まれてチェキ撮影などのイベントも実施。チケット発売中。