早くも来季が楽しみだ。2023-24季からトヨタヴェルブリッツに加入するSHアーロン・スミスとSO/FBボーデン・バレットの入団記者会見が3月22日行われた。ニュージーランド代表114キャップのA・スミスと112キャップのB・バレット、世界最高峰のハーフ団は次のように意気込みを語った。
スミス「来季を非常に楽しみにしている。姫野(和樹)との再会、家族での来日、新しい国で新しい文化を味わえること、スピーディなラグビー、すべてを楽しみにしている」
バレット「来季からの合流をとても楽しみにしている。今回はコロナ禍ではなく、以前より日本でたくさんの経験ができる。スティーブ(・ハンセンディレクター・オブ・ラグビー)、ベン(・へリングHC)のチームにアーロンとともに合流できることを心待ちにしている」
移籍先にトヨタVを選んだ理由をこう述べた。
スミス「スティーブの存在が大きい。ボーデンと一緒にプレーできるのもうれしい。彼はワールドクラスの選手、これまでも一緒にプレーしてきた。ベンもハイランダーズの時から知っていて、彼のスタイルも好き。これからトヨタでタイトルを取っていきたい」
バレット「スティーブからチームの話をたくさん聞き、たくさんの説得を受けて、彼が今作っている勝つ文化に貢献したいと思うようになった。以前サントリーでプレーしていたので、クラブを変える選択は大きかったが、スティーブ、ベンらとの関係性の部分が大きかった」
ふたりはトヨタVのアタックに新たな創造性を育むことを約束した。
バレット「トヨタと対戦し、フィジカリティでセットプレーが強い印象がある。アーロンとともにどういうフェーズでアタックするか、どうクリエイティビティを作り出すかが役割だと思っているので、コーチ陣と話し合っていきたい」
スミス「ボーデンと一緒。コーチ陣と連携し、チームのアタックとディフェンスをクリエイトしたい。SHとしてランやキャリーでいいチャンスを作りたいし、また周囲を生かしたプレーに取り組んでいきたい」
世界的ビッグネームのふたりはトヨタVに勝利の文化を植え付けようとしていた。
スミス「チームを去る時は今よりもいい状態にして去りたい。いいSHを育てるのはもちろん、チームでの役割、日々の練習に取り組む姿勢などプロフェッショナルとしての基準を示したい」
バレット「周囲の選手をよりベターにしたい。いい習慣、いい規律、いい人間であることがいいラグビーにつながる。ハードワークが勝利、信頼関係につながる。そこに少しでもいい影響を与えられたらと思っている」
トヨタVは3月25日(土)・豊田スタジアムで『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』第13節・埼玉ワイルドナイツと対戦。当日は縁日や特設ステージなどイベント盛りだくさんの『雷神祭』を開催。先着5000名に「オリジナル法被」、子ども先着2000名に「お面」をプレゼント。チケット発売中。