3.まずやることはなんなのか。
水没させてしまった場合、まず電源を断つため、一秒でも早く電池パックを抜きます。(電池パックが抜けない機種の場合、電源が点いているなら電源を落としてください)、そしてSIMカードとSDカードを早急に抜き去ります。
4.次にやることは水につける!
2で上げた不純物の多い水につけてしまった場合は、思い切ってスマホを水道水につけてください。そして不純物の多い水を本体から追い出すのです。
漬けてしまった水が水道水(厳密には不純物ははいっていますが)の場合は、この作業は必要ありません。さらに余計なところに水が入ってしまいます。あくまで「不純物が多い状態で次の工程に進むよりマシ」の作業です。
5.乾燥させて水分を追い出す。
次の工程は4で漬けた(あるいは最初から入ってしまった)水分の追い出しです。まちがっても本体を振ってはいけません。水分が入っていなかったところにまで水が入ってしまうことになるので、逆効果になってしまいます。
乾燥させる時にドライヤーを当てるとしているサイトがありますが、ドライヤーでは表面しか温まらず、それほど効果はありません。そこでエアコンを除湿モードにして結露が起きないように室温と同じ温度で吹き出し口に2時間程度置きます。
そして、これからがキモです。よく食品の防湿につかうシリカゲルを密封形ジップロックにいれて、1週間乾かすという説がありますが、早く乾かすに越したことはないのです。
そこで、市販の水とりぞうさん(100円程度)などの「シリカゲルの3倍吸湿する塩化カルシウム」の容器の上にスマホを乗せて、密封形ジップロックで包み込みましょう。
ここで間違えてはいけないのは、水分を吸った塩化カルシウム溶液がスマホにかからないことにすること。塩化カルシウム溶液は塩水となりますので、かかってしまったら復活は非常に難しくなりますので、誰の手にも触れない安定したところに置くとよいでしょう。