ユーザーから投稿された「キニナル」情報を検証すべくはまれぽが体を張って調査!

今回のテーマは…

<横浜のココがキニナル!>
中華街に“山下町整体院”という名の整体院があるのですが、「神の手」を持つ先生がいるらしいです。どんなすごい先生に会って整体体験をしてもらってくれないでしょうか(黒くてもシロッコさん)

 

 

なにがしかの技術者を賞賛するとき、「神の手」と称することは簡単だ。「ゴッドハンド」「スーパードクター」…この類の枕詞、最近ちょっと多すぎやしないだろうか。

…とまぁ、こんな考えの井上だが、神の手を持つ先生がいるという「山下町整体院」を調査するため横浜中華街へ。

山下町整体院は朱雀門からすぐのところにある。中華街は大学2年以来…いまだその広さを把握できていない。

さて、こういった取材で「気持ち良かった」「ラクになった」という感想は読者に伝わらない。「ステマかい!」と記事半ばで読み絶たれてしまう。

どこか変化が出そうな部位はないだろうか。…ん? そういえば長年悩んでいるアレがある。一生アレと付き合う覚悟はしているが、それでも痛みが軽減されたらどんなに良いことか。

井上(筆者)がバレエを始めたのは3歳の時。
その後十数年、青春のすべてを注いだ結果「外反母趾」と生涯を共にすることに。外反母趾とは足の親指が人差し指の方へ向き、親指の関節が飛び出してしまう症状を指す。個人差はあるが、例えば井上は長時間の歩行では、つんざくような痛みに襲われる。その痛みといったら外科手術を考えたり考えなかったりするほど(踏み切れない理由は、術後しばらく歩けないから)。

というわけで、この悩みの種を解消すべく院長に身を委ねることに。

 

院長による施術スタート!

菅(かん)院長
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そこには、ニコニコと笑う標準体型の男性が。一見変哲もないこの方が「神の手」を持っているというのか…。

院長いわく、この外反母趾ならば15分ほどの施術で変化があるとのこと。当初、足だけ診てもらう予定だったが、全身の歪みを補正しながらの方が良いということで、いそいそと診察台へ。

背中を軽く押して一言、「肺が小さいね、気管支系も弱い」。ご、ご名答! ぜんそく持ちであるし、気管支炎には幾度も悩まされている。「神の手なんてどうせ」と疑心を抱いていた井上だが、開始10秒のご明察により早くもその考えは喪失し始める。

 

院長「食事をちゃんと摂らなきゃ」

むしろめちゃめちゃ食べているんですが…

院長「時間を決めなきゃ。好きなときに好きなだけ食べてるでしょ?」

(う…!)

仕事柄、いや仕事のせいにしてはいけないのだが、深夜3時にラーメンを食べることもある。この怠惰な食生活は先生にお見通しのよう。

また、お恥ずかしながら「婦人科系も弱い」と臀部を押されたときの痛みといったら…全裸でじゃり道に体育座りしたかのような感覚だ。

人生初の“気功”も受ける。「気功」とは中国の伝統的な民間療法。それであるが故にどうしても、信じるか否かという問題がそこにはある。

かくいう井上も気功を訝しんでいたのだが、じんわりとした温かさが肌に伝わり、うっかり寝てしまいそうになる。これが“気”なのだろうか。この様子を見ていた編集長・吉田いわく、「手を静止させたまま、院長の腕の血管が脈打って不思議な光景だった」という。