伊東力(静岡ブルーレヴズ) (c)JRLO

残り3試合となった『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』。4勝2分7敗・勝点25の7位静岡ブルーレヴズと8勝5敗・勝点39の5位東芝ブレイブルーパス東京。第14節で激突する両軍はそれぞれに負けられない理由がある。静岡BRは4チームが勝点1差でひしめく6位争いから抜け出すために、BL東京は『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメント逆転出場を実現するために、勝利が求められる。

静岡BRは2連勝中である。第12節・ブラックラムズ東京戦では雨の中粘り強いディフェンスで19-15の我慢の勝利を手繰り寄せると、第13節・三菱重工相模原ダイナボアーズ戦では71分にWTB伊東力が同点トライ、試合終了間際にPG、ペナルティトライと加点し、30-20の逆転勝利をマーク。堀川隆延HCは選手を称えつつ「残り3試合、まず次の東芝に勝つための準備を2週間しっかりやっていきたい」と次を睨んだ。

対するBL東京は4連勝中だが、ここ2試合は薄氷を踏む勝利となっている。第12節・トヨタヴェルブリッツ戦はサヨナラCG負けを覚悟しながらキックが外れ19-18、第13節・ブラックラムズ東京戦も78分に相手がPGを失敗し、12-10のままノーサイドとなった。BR東京戦後、トッド・ブラックアダーHCも「まず最初にひと言。『とてもラッキーだった』と言いたい」と開口一番振り返った。

両軍の試合登録メンバーは以下の通り。
【静岡BR】
1河田和大、2日野剛志、3伊藤平一郎、4桑野詠真、5マリー・ダグラス、6大戸裕矢、7ジョーンズ リチャード剛、8マルジーン・イラウア、9ブリン・ホール、10家村健太、11アラパティ・レイウア、12ヴィリアミ・タヒトゥア、13小林広人、14槇瑛人、15キーガン・ファリア、16リッチモンド・トンガタマ、17植木悠治、18茂原隆由、19アニセ サムエラ、20庄司拓馬、21田上稔、22クリントン・スワート、23伊東力

【BL東京】
1木村星南、2原田衛、3小鍜治悠太、4ワーナー・ディアンズ、5ジェイコブ・ピアス、6伊藤鐘平、7徳永祥尭、8リーチ マイケル、9小川高廣、10トム・テイラー、11豊島翔平、12眞野泰地、13ニコラス・マクカラン、14ジョネ・ナイカブラ、15松永拓朗、16橋本大吾、17三上正貴、18タウファ・ラトゥ、19梶川喬介、20佐々木剛、21ジャック・ストラトン、22濱田将暉、23森勇登

果たして、静岡BRがホストで3連勝を飾るのか、BL東京がプレーオフに望みをつなぐのか。『NTTリーグワン2022-23』第14節・静岡BR×BL東京は4月8日(土)・エコパスタジアムにてキックオフ。当日、来場者にマッチデープログラムを配布。袋井市を中心に活躍するアーティストたちによるステージイベントやタミヤのミニ四駆やRCカーの体験会なども楽しめる。試合後には約1分間の打ち上げ花火も実施する。チケット発売中。