東芝ブレイブルーパス東京はプレーオフ逆転出場を諦めていない。『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』で5位につけるBL東京は4位横浜キヤノンイーグルスを勝点5差で追う。BL東京は現在5連勝中である。次節・第4節で逆転負けを喫した三菱重工相模原ダイナボアーズ、最終節・全勝で首位を快走する埼玉ワイルドナイツに連勝し、天命を待つのみだ。4月13日、入団3年目となり、バックローで存在感を発揮しはじめているFL佐々木剛がメディア対応に出席。相模原DB戦へ向けて、意気込みを語った。
「プレーオフを勝ち取るためにひとつひとつ戦っている。先を見るのではなく、一戦一戦いい試合を積み重ねていくことに集中している。個人としてはディフェンス面でチームをリードできたらと思う。相模原を勢い付けないため、ディフェンスでしっかり食い止めたい。1回負けているので、自分の中でも絶対に勝たないといけない相手だと思っている。でも何か特別なことを用意するのではなく、このリーグでやって来たことを精度高く出していくことが大事。FWとBKのパスのつなぎやセットプレーからのアタック、ディフェンスでの一人ひとりの役割。相模原対策と言うより自分たちがやるべきことを準備してきた」
佐々木は前節・静岡ブルーレヴズ戦での独走トライをこう振り返った。
「とりあえず前に出てディフェンスしようと上がった時にちょうど相手のパスミスがあり、ルーズボールを取りに行き、そのまま走り切った感じ。最初からトップスピードで走り、相手に追い付けないと思わせようと全力で走った」
また佐々木は第4節以来の出場となるSO中尾隼太と4試合ぶりに復帰するCTBセタ・タマニバルの戦線復帰を歓迎した。
「(中尾の復帰で)すごいポジティブな雰囲気。やっと帰ってきたという気持ち。絶対必要な選手。日々の練習から、声を出して積極的にリードしてくれる選手なので、FWとして助かっている。
(タマニバルは)心強い。チームを前に出してくれるので、帰って来てくれたのは大きい。FWも前へ出られて、BKも前へ出られると、やりたいラグビーができる」
試合登録メンバーは以下の通り。
【BL東京】
1木村星南、2原田衛、3小鍜治悠太、4ワーナー・ディアンズ、5ジェイコブ・ピアス、6伊藤鐘平、7佐々木剛、8リーチ マイケル、9小川高廣、10中尾隼太、11濵田将暉、12ニコラス・マクカラン、13セタ・タマニバル、14桑山淳生、15松永拓郎、16橋本大吾、17三上正貴、18タウファ・ラトゥ、19梶川喬介、20藤田貴大、21ジャック・ストラトン、22森勇登、23松延泰樹
果たして、BL東京が逆転プレーオフへ望みをつなげるのか、相模原DBがD1/D2入替戦回避へ勝点を積み上げるのか。『NTTリーグワン2022-23』第15節・BL東京×相模原DBは4月14日(金)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。最終節では埼玉WKと4月21日(金)・秩父宮で対峙する。チケット発売中。