興梠慎三(浦和レッズ) (C)J.LEAGUE

今季初の埼スタ登場だ。浦和レッズが『明治安田生命J1リーグ』第8節で北海道コンサドーレ札幌をピッチの芝張替え工事が完了し、リニューアルした埼玉スタジアム2002で迎え撃つ。

4連勝は止まった浦和だが、前節は見応えのあるスコアレスドローだった。立ち上がりから積極的にプレスを掛けてボールを奪いに出る名古屋は次々とチャンスを作る。10分左サイドを駆け上がった永井謙佑のドリブルシュートから72分マテウス・カストロの西川周作との1対1になった場面までゴールの予感が漂うも、浦和守備陣は耐え抜いた。粘りに粘った浦和に最後、最大のチャンスが訪れる。93分、大久保智明からホセ・カンテ、さらに大久保につないで左ペナルティエリアまで侵入すると、ゴール前へラストパス。ゴール正面でフリーの松崎快にボールは渡ったが、痛恨のトラップミス……チャンスは潰えた。

試合後、マチェイ・スコルジャ監督は「私たちにとって非常に難しい試合となった。この勝点1を取るために、大きなハードワークが必要だった。前半、戦術的な規律はよく守られていたと思うが、もう少しハイプレスの回数を多くするつもりだった。ただ相手を警戒し過ぎた部分があった。後半は決定機をふたつ作ったが、フィニッシュで仕留めることができなかった。しかし全員がしっかりと戦い、ハードワークしていい仕事をしてくれた」と評価した。

さらに指揮官はボール奪取からフィニッシュまでの流れを課題に挙げた。
「ハイプレスを掛けてボールを奪うのはプレーの一部。奪ったボールをどう扱うかが次のテーマ。そこに改善の余地、成長の余地がまだあると思う」

現在、浦和は4勝1分2敗・勝点13の6位。次は決め切り、再び上昇気流に乗るのか。次節の相手、札幌は2勝3分2敗・勝点9の9位と中位ながら、ここ5試合で12得点と攻撃陣は絶好調である。

リーグ戦での通算対戦成績を振り返ってみると、浦和が10勝6分6敗とリード。しかし過去5試合となると札幌が2勝3分と形勢逆転している。しかも、埼スタでの浦和の勝利となると、6年間遠ざかっている。

『明治安田J1』第8節・浦和×札幌は4月15日(土)・埼スタにてキックオフ。当日はレッズサポーター全員に「OUR HOMEフライトタグ」をプレゼント。「新・埼スタ開幕ウェルカムスウィーツまつり」も実施。通常は大人2400円(一般前売)のウェルカムシートを埼スタにちなんで2002円で販売(小中高生は800円)。チケット発売中。試合の模様はDAZN、NHK総合にて生中継。

また5月6日(土)・埼スタで行われる『AFCチャンピオンズリーグ2022』決勝第2戦・浦和×アルヒラル(サウジアラビア)のチケットは、REX CLUB LOYALTY会員(シーズンチケットホルダー)向けに4月16日(日)よりステージ毎に順次先行販売。4月19日(水)よりセブン-イレブン先行販売、4月20日(木)一般発売。