清水邦広(パナソニックパンサーズ) (c)V.LEAGUE(VLSP-2022-058)

男女とも『2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 V・ファイナルステージ ファイナル』のキップは残り1枚である。V1男子では『V・レギュラーラウンド』2位のサントリーサンバーズがパナソニックパンサーズと1位・ウルフドッグス名古屋をフルセットの末に撃破し、V1女子では『V・レギュラーラウンド』1位・東レアローズがNECレッドロケッツ、埼玉上尾メディックスに連続ストレート勝ちして『ファイナル』出場を決めた。先週『V・ファイナルステージ ファイナル4』を1勝1敗で終えたWD名古屋とパナソニック、埼玉上尾とNECが直接対決で残り1枠を争うのだ。2連敗を喫した堺ブレイザーズと女王・久光スプリングスは脱落した。

4月8日堺相手にストレート勝ちしたWD名古屋は翌日、サントリーとどちらが勝ってもおかしくない互角の戦いを展開。激しいつばぜり合いは第5セットまで続き、デュースの末18-20で競り負けたWD名古屋だが、次週地元での巻き返しを誓った。

パナソニックはサントリーとの初戦でクビアク, ミハウが欠場、大塚達宣が負傷退場するなどアクシデントが見舞われながら急きょVリーグデビューした垂水優芽が躍動。結局2-3で黒星を喫したが、翌日の堺戦は3-1で勝利。ティリ,ロラン監督は「素晴らしい試合だった。今までの私のキャリアの中で一番美しい試合だった」と選手たちを称えた。

埼玉上尾とNECはともに久光に勝利。初日・埼玉上尾は久光とフルセットの熱戦を繰り広げながら、最後は強いサーブと組織的なディフェンスで勝利を手繰り寄せた。2日目に対峙したNECは久光の厳しいプレッシャーを受けながら第1セットを13点に封じると、一気にスレトート勝ち。『V・レギュラーラウンド』では3戦全敗と苦手としていた久光にこの大事な戦いでやり返したNECの金子隆行監督は「まずはこのプレッシャーの中勝ち切った選手たちを称えたい。要所でのスパイクやキルブロックが私たちにいい流れを引き寄せてくれた。オフェンスの部分ではまだまだ上げていけるところがあるので、来週に向けていい準備をしていきたい」と手応えと課題を口にした。

果たして、サントリーと東レが待つ代々木第一のコートへ勝ち進むのはWD名古屋かパナソニックか、埼玉上尾かNECか、『V・ファイナルステージ ファイナル4 』は4月15日(土)・東レ×久光・埼玉上尾×NEC、 4月16日(日)・WD名古屋×パナソニック・サントリー×堺をスカイホール豊田にて開催。『ファイナル』は4月22日(土)にV1女子・東レ×埼玉上尾orNEC、 4月23日(日)にV1男子・サントリー×WD名古屋orパナソニックが国立代々木競技場第一体育館で行われる。『ファイナル4』及び『ファイナル』第1弾のチケットは発売中。V1女子『ファイナル』第2弾のチケットは4月16日(日)、V1男子『ファイナル』第2弾のチケットは4/17(月)一般発売。