(写真左より)越谷章監督(東レアローズ)、中島未来主将(同)、古谷ちなみ主将(NECレッドロケッツ)、金子隆行監督(同)

『皇后杯 全日本選手権大会』決勝と同じ顔合わせである。4か月を経て、東レアローズとNECレッドロケッツが『中央日本土地建物グループ presents 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ ファイナル』で再び激突する。4月20日には前日会見を実施、両チームの指揮官・主将が明日に迫った決戦に向けて意義込みを語った。

東レ・越谷章監督「明日の試合に向けてコンディションを作ってきた。攻撃は機能できるようしっかりチーム練習を積んできた。明日は出だしが勝負だと思う。『皇后杯』では我々が負けているので、自分たちから仕掛けられるよう、出だしでしっかりゲームを作れればと思っている。ただ出だしで持っていかれて持ち直すことも想定してやってきている」
中島未来主将「明日ファイナル、変わりはないと思う。10月にスタートして明日で泣いても笑っても最後の試合、一人ひとりが持っている力を出し切ることと、全員がゲームの入りを集中し、一人ひとりが熱く戦いたい」

NEC・金子隆行監督「ファイナルという特別な舞台、この舞台に立てなかったチームにも敬意を持って、明日の一戦を全力で、自分たちのスタイルのアグレッシブなサーブから攻めていきたい。全員で目線を合わせて戦っていきたい」
古谷ちなみ主将「このような素晴らしい環境で東レと戦えることをうれしく思う。チームとして積み上げたものを出すだけ。本気でバレーを楽しんで戦えればと思っている」

『皇后杯』決勝からのチームの成長具合について、両主将は次のように挙げた。
中島「『皇后杯』決勝でNECに負けたが、なぜ負けたか、勝つために何が必要だったかをチームで考えてきた。そこで1・2本目の精度を高めようとここまでやってきた。明日の試合でも続けてやることが大事。明日のゲームは出だしでどれだけ自分たちのペースを作るかが大事なので、集中してやっていきたい」
古谷「『皇后杯』でサーブの強みがあったが、そこの精度が後半に向けて高くなってきている。また決勝の時よりコミュニケーションを一人ひとり密にやれたことが、ここまで来られた理由だと思う」

明日の勝ちパターンを問われると、ふたりの主将はこのように答えた。
中島「私たちも常にサーブを攻めるところを、サーブで崩した後のディフェンスを徹底して作ってきた。攻撃力が強みなので、1・2本目の精度を上げてきたい」
古谷「東レもサーブがよく、私たちもサーブが強み。粘りの部分で負けたくない。入りからクオリティの高いバレーをしていきたい」

果たして、東レが2011-12シーズン以来のリーグ制覇でリベンジを果たすのか、NECが6季ぶりの優勝を決めて2冠を達成するのか。『V・ファイナルステージ ファイナル』東レ×NECは4月22日(土)・国立代々木競技場第一体育館にて開催。チケット発売中。試合の模様はNHK BS1にて生中継。