(写真左より)ロビー・ディーンズ監督(埼玉ワイルドナイツ)、坂手淳史主将(同) (c)JRLO

5月11日『NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23』プレーオフトーナメント出場チーム記者会見が行われた。連覇を目指す埼玉ワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督、HO坂手淳史主将が意気込みを語った。

ディーンズ監督「今季さまざまなBKのコンビネーションを試しながら戦ってきた。竹山(晃暉)はケガで出場時間を得られなかったが、今回選んだ。長田(智希)はCTBやWTBで起用してきた。今回自信を持ってこのメンバーを送り出したい」
坂手主将「レギュラーシーズンとプレーオフの戦いは大きく変わってくる。セットプレーと規律がプレーオフで勝っていくには重要、そこを重点的に準備してきた」

横浜キヤノンイーグルス戦の鍵を問われると、指揮官と主将はこう答えた。
ディーンズ監督「セットピースが大事だと思う。プレーオフは負けたら終わりの状態だが、ひとつのミス、ひとつのエラー、ひとつの規律の乱れが勝敗に直結すると理解している。我々の選手たちはこのプレーオフを楽しみにしているし、特別なものにしていきたい」
坂手「スクラム、ラインアウトモールの攻防がこの試合のインパクトになると思う」

沢木敬介監督からの「スペシャルプレーはしない」という伝言を聞いたふたりの反応は?
ディーンズ監督「ポーカーのようになってきましたね(笑)。沢木監督はスペシャルプレーはないと言ったそうだが、彼は隠し持っていることでしょう」
坂手主将「やってきてもこなくてもしっかり準備してきたので大丈夫」

監督は山沢拓也と竹山の投入タイミング、主将はヒーロー候補について返答した。
ディーンズ監督「彼らは違いを生み出せる選手。然るべきタイミングで彼らの力を借りたい。非常に直感に優れた選手であり、トライへの嗅覚も鋭い」
坂手「この1週間みんな熱い気持ちでいい準備してきた。そんな中(松田)力也が冷静にタクトを振るってみんなをいい方向へ導いてくれると思う」

試合登録メンバーは以下の通り。
1稲垣啓太、2坂手淳史、3ヴァル アサエリ愛、4マーク・アボット、5ルード・デヤハー、6福井翔大、7ラクラン・ボーシェー、8ジャック・コーネルセン、9内田啓介、10松田力也、11マリカ・コロインベテ、12ダミアン・デアレンデ、13ディラン・ライリー、14長田智希、15野口竜司、16堀江翔太、17クレイグ・ミラー、18藤井大喜、19リアム・ミッチェル、20大西樹、21小山大輝、22山沢拓也、23竹山晃暉

『NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23』プレーオフトーナメント準決勝・埼玉WK×横浜Eは5月13日(土)、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ×東京サンゴリアスは14日(日)、3位決定戦は19日(金)にいずれも秩父宮ラグビー場、決勝は5月20日(土)・国立競技場にてキックオフ。チケット発売中。