5月12日『NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23』プレーオフトーナメント出場チーム記者会見が行われた。東京サンゴリアスの田中澄憲監督、SH齋藤直人共同主将はクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの準決勝のポイントを語った。
田中監督「クボタの一番の強みはフィジカル、一度モメンタム(勢い)を作り出すと止めるのは難しい。どう止めるか。フィジカルのところは避けて通れない。我々はデカくないので、低く早くが重要になる。バックスリーは我々の強みだと思うので、そこにスペース作るためにゲインラインも大事になると思う。雨が降れば、違う考え方をしないといけない。準決勝なのでテリトリーも大事になる」
齋藤共同主将「(レギュラーシーズンでは2連敗したが)全くネガティブに思っていない。(最終節も)お互いに隠すことなく、お互いの強み、手の内を出して、そこはイーブンだと思う。(ポイントは)ひとつに絞るのは難しいが、僕自身9番として考えているのはビッグパックをどう後退させるか。キックに偏るのではなく、自分たちのアタックとバランスを取ることを考えている」
ふたりはアタックへの手応えを口にした。
田中監督「良くなってきたと言うか整理できてきたと思う。新しいアタックシステムにチャレンジして、セームページ(共通認識)ができるようになってきた。コーチからではなく、選手たちから細かいコミュニケーションを取るようになり、こういう時はこうするというのが固まってきたと思う。この2週間さらに良くなっているので、シンプルにやることが整理できている」
齋藤「シーズンが深まるにつれて、全員がシステムの理解や状況に応じたシステムの使い分けができるようになった。クボタはラインスピードが速いチームなので両サイドにオプションを持ちながらアタックをしたい」
オーストラリア代表CTBサム・ケレビが今季初のメンバー入りを果たした。
田中監督「何とかここに間に合った。ただサムは8~9か月離れているので、スタートというよりまず時間を制限して思い切りやってもらおうとベンチスタートにした」
試合登録メンバーは以下の通り。
1森川由起乙、2堀越康介、3細木康太郎、4ツイ ヘンドリック、5ハリー・ホッキングス、6トム・サンダース、7山本凱、8箸本龍雅、9齋藤直人、10アーロン・クルーデン、11テビタ・リー、12中村亮土、13中野将伍、14尾崎晟也、15松島幸太朗、16中村駿太、17石原慎太郎、18祝原涼介、19下川甲嗣、20飯野晃司、21流大、22サム・ケレビ、23尾崎泰雅
『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメント準決勝・埼玉ワイルナイツ×横浜キヤノンイーグルスは5月13日(土)、S東京ベイ×東京SGは14日(日)、3位決定戦は19日(金)にいずれも秩父宮ラグビー場、決勝は5月20日(土)・国立競技場にてキックオフ。チケット発売中。