5月22日『NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 アワード』が行われた。MVPはクボタスピアーズ船橋・東京ベイを初優勝に導いたCTB立川理道主将が初受賞、次のように驚きを語った。
「この場に来て、MVPと知ったので本当にびっくりしている。チーム、オレンジアーミー(S東京ベイファンの愛称)のおかげ。MVPは出来すぎ。フラン(・ルディケHC)と一緒にやってきて、苦しいシーズンもあったが、優勝してやってきたことが間違いではないと証明できた。来季も優勝できるようがんばりたい」
授賞式後のメディア対応で立川は改めて喜びを口にした。
「久々のアワード。優勝して参加するアワードは今までとは全然違う。すごくうれしい。自分のMVPよりもチームの勝利がうれしい」
2部(トップイースト)からスタートして11年目、そして主将就任7年目での悲願の初優勝にも感情の爆発はなかったと立川は振り返った。
「日本一が遠く、なかなか取れなくて、勝った時に感情が爆発すると思ったが、浮かんできたのはいろんな方への感謝。ブライトン(『ラグビーワールドカップ2015』での南アフリカ戦)やサンウルブズの初勝利(2016年『スーパーラグビー』第9節・ジャガーズ戦)、神戸(製鋼コベルコスティーラーズ)との(『トップリーグ2021』)プレーオフ(準々決勝)に勝った時の方が感情は爆発していた。なんかふわふわした感情。(ノーサイド直後に歓喜の輪に入らなかったのは)味方と喜ぶことはいつでもできる。そっちよりもレフリーや対戦相手へのリスペクトを示すのが先という考え方。ラグビーはそういうものだと思うし、主将というのもある」
『NTT リーグワンアワード 2023』の主な受賞者は以下の通り。
【MVP】立川理道(S東京ベイ)
【新人賞】長田智希(埼玉WK)
【得点王】バーナード・フォーリー(S東京ベイ)
【最多トライゲッター】尾崎晟也(東京SG)
【ベストキッカー】松田力也(埼玉WK)
【ベストラインブレイカー】木田晴斗(S東京ベイ)
【ベストタックラー】ハリー・ホッキングス(東京SG)
【プレーヤー・オブ・ザ・シーズン】クワッガ・スミス(静岡BR)
【ゴールデンショルダー】山本凱(東京SG)2
【ベストフィフティーン】1稲垣啓太(埼玉WK)2、2マルコム・マークス(S東京ベイ)、3オペティ・ヘル(S東京ベイ)2、4ワーナー・ディアンズ(BL東京)、5ハリー・ホッキングス(東京SG)、6姫野和樹(トヨタV)、7ピーターステフ・デュトイ(トヨタV)、8クワッガ・スミス(静岡BR)2、9ファフ・デクラーク(横浜E)、10バーナード・フォーリー(S東京ベイ)、11木田晴斗(S東京ベイ)、12長田智希(埼玉WK)、13ディラン・ライリー(埼玉WK)2、14尾崎晟也(東京SG)、15野口竜司(埼玉WK)
※所属の後の数字は受賞回数、数字がない場合は初受賞。