そんな状態でも、子どものためにとがんばっていましたが、離婚したのは妻が浮気したから。
幼稚園の迎えに遅れることが増えて連絡もつかないときがある、と担任の保育士さんから言われて妻を問い詰めたら、最初は実家にいたと言っていましたが『実家に確認してもいいか』と聞いたら怒りだし、最終的にマッチングアプリで出会った男性と会っていることを告白しました。
『あなたが何もしてくれないから』『寂しくて』といろいろ責められたけれど、俺だって時間があるときは子の世話をしているし、週末は家族を最優先に買い物も何でもやっているし、その努力はまったく見ていないのだなと改めてわかって。
これ以上は無理だなとはっきり思い、離婚を決めました。
財産分与で揉めましたが、娘との面会交流や関わりについては俺の要求が通ったので満足です。
仮面夫婦でも何とかやっていけると思っていたけれど、浮気や不倫はやっぱり耐えられないですね」(男性/40歳/公務員)
配偶者の浮気も問題ですが、同時にそれをこちらのせいにされることも、何とも言えないやりきれなさがあります。
「俺なりにがんばっていたつもりだったけど、何ひとつ認めてもらえなかったこと」が、男性にとっては大きなショックでした。
離婚して仮面夫婦をやめようと思うのは、自分の存在の軽さを目の当たりにする現実を知ったことが大きいといえます。
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