ラグビー日本代表36名が発表された同じタイミングで、日本代表候補10名も選出された。5月24日、藤井雄一郎ナショナルチームディレクターがオンラインブリーフィングでメンバー編成について説明した。
「6月12日(月)からの合宿でナショナルレベルに上げていく作業に入るので、そのためのメンバーを選んだ。ケガ人もいるが、『リーグワン』でパフォーマンスが良かった選手、若い選手を含めて一貫していいパフォーマンスだった選手を選んだ」
代表候補に回ったピーター・ラブスカフニ、ベン・ガンター、テビタ・タタフのFL勢について質問が飛ぶと、藤井NTDはこのように答えた。
「3名はケガをしているので、戻れるか戻れないかを含めて候補に置いている。3人に関しては復調してくれば、代表と入れ替わる可能性はある。ケガの状態次第。代表メンバーに入っているがケガがちの選手もいて、そのカバーとして代表候補に選んでいる選手もいる」
藤井NTDは代表組にも言及。代表復帰したHO堀江翔太についてコメントした。
「年齢もいっているので、休みの期間として(昨秋の)欧州遠征も行っていない。ここから上げていくと期待している」
さらにノンキャップのFL福井翔大、初選出のCTB長田智希とWTB木田晴斗の評価も口にした。
「(福井は)若い選手だが、どんな相手にも臆することがない。日本を引っ張っていく選手だと思っている。
(長田と木田は)レベルが上がれば上がるほどパフォーマンスを発揮している。年も若いし、期待して選考した」
日本代表候補10名は次の通り。
【PR】小林賢太(東京SG)、伊藤平一郎(静岡BR)
【HO】中村駿太(東京SG)
【FL】ピーター・ラブスカフニ(S東京ベイ)、下川甲嗣(東京SG)、ベン・ガンター(埼玉WK)、テビタ・タタフ(東京SG)
【SH】茂野海人(トヨタV)
【WTB】高橋汰地(トヨタV)、レメキ ロマノ ラヴァ(GR東葛)
6月12日(月)~30日(金)・浦安合宿は日本代表候補を含め、7月3日(月)~8月3日(木)・宮崎合宿は日本代表に絞って実施。ジャパンXV として7月8日(土)・秩父宮ラグビー場にて『リポビタンDチャレンジカップ2023』オールブラックスXV戦に臨み、その後日本代表として7月15日(土)・えがお健康スタジアムにてオールブラックスXV戦、 7月22日(土)・札幌ドームにて『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』サモア代表戦、7月29日(土)・東大阪市花園ラグビー場にてトンガ代表戦、 8月5日(土)・秩父宮にてフィジー代表戦に臨む。オールブラックスXV戦のチケットは5月31日(水)~6月1日(木)・先行抽選販売、6月10日(土)一般発売。『パシフィックネーションズシリーズのチケットは6月14日(水)~15日(木)・先行抽選販売、6月24日(土)一般発売。