「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」第8話(C)TBS

 山田裕貴主演のドラマ「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」の第8話が、9日に放送された。

 本作は、同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが突如、未来の荒廃した世界にワープしてしまい、電波が通じない上に、水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描く、サバイバルヒューマンエンターテインメント。

 嵐の中、5号車のトンネル内に突如謎の黒いゆがみが出現して、元の世界につながるワームホールが現れる。だが、優斗(赤楚衛二)たちがたじろいでいる間に、そのゆがみは消えてしまった。

 かすかな希望を見いだした一同は、再びゆがみを出現させるため、物理学教授の蓮見(間宮祥太朗)のタイムワープに関する研究内容を基に、加藤(井之脇海)の先導で過去に戻る糸口を探る。

 しかし、玲奈(古川琴音)をはじめ、子どもを宿す小春(片岡凜)も危険を冒して過去に戻ることには消極的で、直哉(山田)も元の世界に戻らないと宣言する。

 その後、優斗たちは地中に埋まった電線を見つけると、その電線をたどって変電所を発見する。さらに変電所と5号車を電線でつないで元の世界へ戻る準備をする。

 直哉が変電所へ向かうと、紗枝(上白石萌歌)は直哉に「本当に戻らないのですか」と告げて涙を流す。それを見ていた優斗は「もう他人じゃない」と直哉を説得する。

 その後、再びワームホールが出現すると乗客たちは5号車に乗り込む。最後に直哉が車両に乗れずにいると、田中弥一(杉本哲太)が現れて直哉を乗車させる。

 放送終了後、SNS上には、「本作を見ていると赤楚くんが生きるジブリと言われているのがよく分かる。真っすぐで純粋さが全身から出ている」「最後に杉本哲太がかっこよくて、扉を閉めるからうっかり好感度上がった」「やっぱり山田さんの演技がいいよね。本当にすてきな俳優さんだと思う」などの感想が投稿された。

 また、「『尊敬しかないです』って言った紗枝に『尊敬だけ?』って聞き返した優斗、完全に有罪」「直哉が帰る気持ちになったのが、優斗の真っすぐな言葉だったところがよかった」「誰も信じなかった直哉が、『今はちょっとだけ信じられるかも』って思えて、紗枝に言った、『会えてよかった』が最大限の愛なんだよな」といった声が寄せられた。