「子どもを産んでから私をいっさい顧みなくなった夫に愛想を尽かし、仮面夫婦になったのは息子が小学生の頃でした。

スキンシップも消えたため次の子どもを産むこともなかった私ですが、『それでよかった』と思えるのは教育費など子どもにかかる費用の大きさを実感したことで、子どもについてだけは会話のあった私たちは、一人息子を大事に育ててきたつもりです。

問題は子どもが進学で家を出てからで、息子が家にいるときと同じように食事の支度や洗濯などの家事を全部私に負わせる夫との生活は、息苦しいしストレスばかり溜まり、真剣に離婚も考えましたね。

お互いに正社員として働いていて息子への仕送りも折半、授業料も半分ずつ負担することは話し合いで決めていて、離婚すると息子に悪い影響が出ると思い耐えてきました。