KinKi Kidsが日本語版キャストを務める映画『ラッシュ/プライドと友情』の公開アフレコが6日に都内のスタジオで行われ、外国映画の吹替えに初めて挑戦した堂本光一と堂本剛は、少し緊張した面持ちでアフレコに挑んだ。
本作は、直感型の天才レーサー、ジェームス・ハントと冷静な判断力が武器の秀才、ニキ・ラウダの火花散るレース争いと、2人の絆を描いたヒューマンドラマ。今年結成20周年を迎え“絆”で結ばれたKinKi Kidsの光一がハントを、剛がラウダをそれぞれ演じる。
公開アフレコでは、お互いのレースについて皮肉を言い合うシーンと、大クラッシュを起こすも九死に一生を得たラウダが、事故後に初めてハントに会う重要なシーンの収録が行われた。当日に初めてお互いの演技を聞いたという2人は「ラウダは特徴的な人物で、独特のしゃべり方を日本語で再現するのは難しかったと思う。すごいなと思いました」(光一)「なんとなく光一君はこんな感じで芝居しているかなと想定しながらやって。そしたらさすが長い付き合いですね、大体の感じは合っていたのでよかった」(剛)と息のあったところを見せた。
劇中のハントはプレイボーイという設定だが光一は「ただのプレイボーイじゃなくて内に秘めた闘志みたいなものが表現できれば良いなと思っていました。ただ、かなりハントは絡みのシーンがあったのでどうしようかなと思ったけど、アドリブでしっかり頑張ってやりました」と言うと、剛は「アドリブ楽しみですね~」と冷やかしつつも、「ひとりで全力で演じるのは非常に恥ずかしかった」と照れながら初めてのアフレコ経験を振り返った。
大のF1ファンとして知られる光一は「ハントとラウダはF1好きな人にとって伝説的なドライバー。車の迫力もあるので楽しんでもらえる内容になっていると思います」と語り、F1の知識がなかったという剛は「命を賭けてやっている、そういった内面的な部分がふたりの葛藤を通して描かれているのですごく面白かったです!」とアピールした。KinKi Kidsは本作にイメージソング「Glorious Days ~ただ道を探している」を提供することも決定しており、映画公開前にテレビCM内の一部で使用される予定だ。
『ラッシュ/プライドと友情』
2月7日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー