性別関係なく、好きなファッションができるようになればいいな

AKIRAさん  拡大画像表示

――AKIRAさんの影響で男装やボーイズファッションを始めた女の子からのファンレターなどはもらったりしますか?

AKIRA:「着る勇気が出ました!」とか。やってみたかったけど、やっぱりそれってお洒落じゃないんじゃないかとか思う子って、男装ってコスプレのイメージが強くて、お洒落にしたい子はあんまりやらなかったんですけど、ファッションの一つのジャンルとして出来上がってきた感じがしますね。

――チャレンジしたいけど踏み込めない人にアドバイスはありますか?

AKIRA:普段スカートを履いている子なら、ちょっとタイトめのパンツにしてみる…みたいな、ファッション的なところから入っていったほうがいいと思います。いきなりショートヘアーのウィッグ被っちゃったりすると、どうしても「コスプレ」感が出てしまうと思うので。

――今後、ボーイズファッションをする女子は増えて欲しいですか?

AKIRA:基本的に女の子は可愛い格好していて欲しいので、これ以上増えないで欲しいかな(笑)。でも「男装女子」は勿論、「男の娘」や「女装男子」みたいに、あんまり性別関係無く好きなファッションができるようになればいいな。「男だからこうしなきゃいけない、女だからこうしなきゃいけない」ってものが無くなればいいと思っています。
 

――今年の2月には宝島社からスタイルBOOKも出してらっしゃいますよね。

AKIRA:このスタイルBOOKは意外と女性チックなんですよね(笑)。今年の誕生日に「男装じゃない部分から切り込んで作ろうよ」って作ってみたんですけど。まあ、ちょっと爽やかすぎましたね…。

――では、この本では女性的なファッション…例えば、スカートを履いていたりするんですか?

AKIRA:スカートどころかウエディングドレス着てます。タキシードも着て、1人新郎新婦やってますよ(笑)。

――えーっ!!

AKIRA:どっちもやってます。こうやってやって手を繋いでるのとかもありますよ。ちょっと悲しい感じなんですけど(笑)。他には七変化みたいなのもやっていて。インドのサリーを着たり、かと思えば武士になったり。この本では色々やってますね。映画の『G.Iジェーン』が大好きなんで坊主のかつらを作ってもらってミリタリーに挑戦したり。

――すごいですね。

AKIRA:それに自分の私服100ショットとか写メ載せたりとか。その辺はボーイズファッションの参考にしてもらえればと思います。