伊藤敦樹(浦和レッズ) (C)J.LEAGUE

残り8試合で勝点7差。サマーブレイク明けの『明治安田生命J1リーグ』第22節・横浜F・マリノス戦はスコアレスドロー、続くサンフレッチェ広島戦は1-2の逆転負けと浦和レッズは優勝戦線から脱落したかと思われたが、ここ3試合3強が足踏みし、首位・ヴィッセル神戸と勝点7差の5位である。優勝へ向けて決して好位置とは言えないが、諦めるポジションでもない。一戦一戦勝点を積み重ねていけば、何が起こるかわからない。

反撃の秋へ後押しするかのように、この代表ウィークで浦和に好材料が次々出た。9月12日・ベルギーでの『キリンチャレンジカップ』トルコ代表戦でMF伊藤敦樹が先制点をマーク。15分ペナルティエリア手前右から堂安律とのワンツーでゴール正面へ侵入すると左足一閃。4試合連続ゴールラッシュの口火を切った。結果を残した伊藤は「律といい形でワンツーができた。逆足だったが、力むことなくいいコースに飛んでくれてよかった。攻撃でも守備でも自分の持ち味を出そうと思い切りやった中で、ボールを扱うところはまだまだ」と手応えと課題を持ち帰った。

9月10日には3年連続で『JリーグYBCルヴァンカップ』4強入りを決めた。『明治安田J1』でなかなか出場機会に恵まれないメンバーを織り交ぜながら、ほぼベストメンバーと言えるガンバ大阪を連破。FWアレックス・シャルクが2試合連続弾を記録すれば、第2戦でFWブライアン・リンセンが2ゴール。守っては2試合ともクリーンシートで締めた。9月20日(水)にスタートする『AFCチャンピオンズリーグ』へ向けて選手層も厚みを増してきた。

このいい流れをリーグ戦へつなぐことができるのか。『明治安田J1』第27節・京都サンガF.C.戦は重要な意味を持つ。14位に甘んじる京都は前節・神戸戦こそ1-2の逆転負けを喫したが、第24節・北海道コンサドーレ札幌戦3-0、第25節・アビスパ福岡戦2-0と地力はある。新加入のFW原大智が3戦連続合計4得点と新たな攻撃の核となっているのだ。

果たして、浦和が上位陣を追走するのか、京都が立ちはだかるのか。『明治安田J1』第27節は9月15日(金)・埼玉スタジアム2〇〇2にてキックオフ。京都戦ではパンのフェスコラボシートが登場。パンのフェスに出店する人気店のパン詰め合わせを特典としてご用意。「浦和レッズ×パンのフェス『パンのフェス2023 in 埼玉スタジアム2〇〇2』」は9月16日(土)~18日(月・祝)に開催。テレビ埼玉の浦和レッズ応援番組「REDS TV GGR」が『パンのフェス』に出店する「ベーカリー三日月」とコラボし、MCの水内猛と笹井千織がつくったオリジナルパンも販売される。チケット発売中。試合の模様はDAZN、テレ玉にて生中継。